丹後半島のギザギザは綺麗 |
前回からの続きです。
琴引浜から国道178号線を走り始めて
丹後半島の海岸線が
今まで走った事のある日本海側の景色と違う事に気付きました。
田んぼの向こうに海が見えるのです。
柵の向こうに田植えの済んだ田んぼが見えるでしょ。
海と空と田んぼ!
視界が広い!
「何で田んぼがこんなに海に近いの?」
「塩害とか無いのかな?」
「瀬戸内じゃ台風が来て塩害の被害が出る事もあるのにね」
リアス式海岸を走る道路は例外なくアップダウンが激しい・・・
亀さんチームはウサギさんチームについて行けるわけありません。
ディーさん、先に行って!」
しかし程なく
先行するウサギさんチームが減速しました。
「コギコギさぁ~ん
屏風岩って書いてありますけど
止まりますか?」
ちょっとした展望台のような場所には
一般の観光客も見えました。
停車して私が見たものは
海岸線ギリギリまで田んぼや畑のある風景。
こんな風に田んぼがあるのか・・・
断崖の上に田んぼや畑があるんだね」
浸食によって出来た奇岩もさることながら
私には丹後半島の人々の生活を垣間見れる
田んぼや畑の風景の方が印象的でした。
私の中で農作業と言えば山を見ながらするものだったのですが
丹後半島では海を見ながらするものなのです。
広々とした海と空を眺めながら
軽トラを走らせたり
草刈りをしたり
耕運機を操作したりするんですよね。
再びスタートすると亀さんチームはあっという間に千切られました。
上りは特にどうしようもないですね。
まぁ、大まかなルートは打ち合わせ済みなので
千切れたところで、どこかで待ってくれるはず。
国道178号線を更に東に進んでトンネルを抜けると・・・
「ストぉ~ップ!
ストップ!ストップ!ストップ!」
私は亀さん列車を緊急停止させました。
またもや絶景が現れたのです。
「ここは止まらなアカンやろぉ~
絶対写真撮らなアカンやろぉ~」
ここも展望所が設置されており
看板にが丹後松島と書かれていました。
丹後半島の地図を見るとギザギザになっています。
これはリアス式海岸にありがちな地形で
絶景が見られることは予想はしていましたが
実際、目の当たりにすると
口からは「綺麗」という言葉しか出てきません。
(私の語彙力が低い事もありますが・・・)
私たちは丹後半島のワインディングロードを
鳥が上昇して滑空する様に颯爽と走ろうとするのですが
途中、絶景に見とれて必ず立ち止まってしまいます。
「新井の棚田」へのルートを確認しました。
「途中、Uターンする感じで左折する道がある。
そこから取りあえず泊海水浴場方面へ向かうからね」
それぞれがスマホを片手に地図を確認しました。
ここから暫く海岸線を外れて走行します。
4人列車は次第にウサギさんチームと亀さんチームに分かれます。
もうどうしようもないくらい差が開いてしまうのに
それほど時間はかかりませんでした。
私が亀さんチームの先頭で
気持ちよく坂道を下っていた時です。
後ろからバスク輪さんの大きな声。
「コギコギさん!
止まって!
さっき、左折ポイント!
過ぎちゃいました!」
「マジでぇ~」
私たちは立ち止まって後ろを振り返ります。
すると確かにUターンする様に左折する道があるじゃありませんか。
「坂の途中だったのかぁ~
しかも分かりにくいしぃ~」
「バスク輪さん、よく分かったね?」
「ストリートビューの景色を記憶していたんですよ。
見覚えのある景色が出てきたからここだ!って・・・」
「かしこぉ~」
「しかし・・・
ウサギさんチーム・・・
たぶん、通り過ぎちゃってると思う」
「やっぱり・・・
ウサギさんチームはスピード落とさないですしね」
再び道を間違ったか?
私たちは
「新井の棚田」を
見ることが出来るのでしょうかぁああああ!
ここまで読んでくださって本当にありがとうございます。
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