絶景プロローグ |
前回からの続きです。
3時間ほどのドライブを経て
私たちは市営天橋立駐車場に到着。
天橋立は日本三景のひとつで
おもいっきり観光地なんですが
私たちは天橋立観光に来たのではありません。
丹後半島を走りに来たので
天橋立には見向きもせずに準備します。
市営駐車場は午後5時まで。
走行距離は約100kmですから
のんびり走っても充分帰ってこれるはずです。
しかし走り始めてすぐに問題が発生。
当たり前ですが・・・
初めての土地なので道が分からない(笑)
スマホでTANTANロングライドのコースマップと
グーグルマップを確認しながら走ります。
みんな先頭を牽きたがりません。
今回、ウサギさんチームはディーさんとオンチさん。
亀さんチームは私とバスク輪さんですが
序盤は道が不慣れということもあり
列車の速度は上がらず亀さんチームは大助かりです。
しかし、広域農道のような道幅の広い農道に出ると
ディーさん列車は速度アップ!
左折予定の交差点が現れましたが
速度を落とす事を嫌って?直進!
亀さんチームの私は雄たけびを上げます。
「そこ!左やぁあああ!」
しかし私の声が届くはずもなく
おもいっきり千切られました。
しばらくするとウサギさんチームのディーさん列車は減速、停止。
ディーさんは補給できるところを探していたらしく
「フルーツ王国やさか」の看板を見つけて止まりました。
ジェラートありますの看板に誘われたようです。
丹後半島に走りに来なければ知る事は無かったでしょう。
私たちが訪れた時は「いちご」のシーズンだったみたいですが
その他にも桃、梨、ぶどう、メロンなど何でもござれの感じです。
少々道を逸れましたが女性店員さんが可愛かったのが良しとしましょう。
ジェラートを食べた後は
とにかく琴引浜(ことひきはま)に行こうという事になりました。
TANTANロングライドのコースには無かったんですが
ここまで内陸部ばかりを走っていたので早く海が見たかった。
鳴き砂の砂浜の美しさを見てみたかったんですよね。
もうかなり手前から海の青さと砂浜の白さで
視界が明るくなった気がしました。
眺める視線の先に
どこまでも純粋な青が広がる。
鳴き砂の柔らかな白とのコントラストは鮮やかなのに
波はとても静かでした。
鉛色の空に荒れ狂う波でもなく
海水浴客に都会の喧騒を持ち込まれるわけでもなく
かすかに波の音が聞こえるだけの静けさの中
時がゆっくりと流れていく気がしました。
遠く、浜辺を歩く人影が見える・・・
もしかしたら
私たちは
最も美しい季節にやって来たのかもしれません。
この琴引浜の景色でさえ
丹後半島の絶景のプロローグに過ぎなかったのですから・・・
ここまで読んでくださって本当にありがとうございます。
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