ヒヤリハットで安全運転 |
というスピリットを掲げて活動しています。
その取り組みとして
臨時漕会では
落車や事故があった時
チーム内で報告してもらうようにしています。
これは当事者をつるし上げるためのものでは無く
メンバー間で経験を共有するために行っています。
「安全に走行する」ためには経験値は高い方がいい。
しかし、落車や事故の経験を多くするわけにはいきません。
ですから他人の落車や事故の状況を共有して
メンバーで議論する事により
安全に走行するための経験値を上げようというのです。
「貴重な落車報告有難うございます」という決まり文句から
みんなの議論が始まります。
ただ、実際に起こった落車や事故だけでは
どうしても報告回数が少なくなり
それに伴って議論する機会も限られてしまいます。
そこで私たちは
実際の落車や事故には至らなかった
いわゆる「ヒヤリハット」も
メンバーに報告してもらう事にしました。
この「ヒヤリハット報告」は様々な企業で行われながら
実際に効果があるのか疑問だという声もありました。
しかし、まるでノルマの様に「ヒヤリハット報告」させるのではなく
実際に自分が走っていて
こんな場面が危なかったよと思った時だけメンバーに報告してもらうので
メンバーの負担感も少なく
数は多くありませんが
それなりに安全運転に関して議論する機会を得ることが出来ていると思います。
そういった活動の中で
最近、これは読者の皆さんとも共有化した方がいいのではないか
と思われる事例がありましたので報告させていただきます。
実は私が挙げた事例なんですけどね。
それでは早速報告しましょう。
日曜のロングライドであわや重大事故という事例が発生しました。
日没後、完全なナイトライドの状態。
バスク輪さん先頭で二人でトレインを組んでいました。
揖保川沿いの県道を竜野駅方面へ向けて南下中、
靴のヒラキ方面へ入ろうとする右折待ちの車がいました。
先頭のバスク輪さんが手を挙げて直進しようとしたところ
右折待ちの車が右折開始、
私たちはハンドルを左に切り
ギリギリで車を交わしましたが
あわや二台もろとも衝突しそうになりました。
「こういった事例を如何に防ぐか、
御意見をお待ちしております」とメンバーに議論を呼びかけました。
さて、読者の皆さんなら
どのように防ぎますか?
直進が優先なんだから車が悪いなんて単純なものじゃないですよ。
どうすれば防げるか
自分なりに考える過程も重要だと思います。
それでは、うちのチームで議論したことの
私なりの要約と言いますか
受け止め方を述べたいと思います。
まず、私がメンバーの言葉の中で印象に残ったのは
「他人を信用しない」でした。
実際、右折待ちのドライバーはどんな人間が運転しているのか分かりません。
最近では認知症の方が運転されている場合も少なくないのです。
予期せぬ運転をすることも大いに考えられます。
そしてもう一つ
「自分中心の考えで行動しない」
相手が自分を見てくれているだろうとか
止まってくれるだろうとか
自分の都合のいいように思いこまない事が大切です。
その他、ローディーには止まりたくない心理が働く事や
ドライバーも同様に急ぎの心理が働く事も
交差点を通過する時、考えておかなくてはなりません。
もちろん、ドライバーがロードバイクの速度を見誤る事も
日中以上に可能性は大きくなるでしょう。
見誤って右折を始めたら
思った以上にロードバイクが速くて衝突って事が多いんですよね。
そしてナイトライドをする時は
ライトや服装などの装備を充実させて
自己の存在を最大限アピールする事も大切でしょう。
根本的なことを言えば
出来るだけナイトライドは避ける方が良いという意見も
それはそうだと思います。
結局、ナイトライドで右折待ちの車を見たら
「かもしれない運転」を心がけて
いつでも止まれる体制で通過せよって事になりますかね。
ざっと、こんな感じの議論になりました。
こうやって議論をしておくと
次に同様のシチュエーションに出くわした時
より安全な方法で対処できると思うんです。
全く同様なシチュエーションでなくても
今回、議論した内容が
メンバーの安全運転に貢献すると思うんです。
こういう活動を続ける事がメンバーが被害者になる事や
逆に加害者になる事を防ぐ、ひとつの手立てになると思うんですよね。
ともすれば落車したことを自分の落ち度と考えて
隠す人も多いと聞きます。
でもそれは貴重な体験だったりするんですよね。
読者の皆さんも
仲間の貴重な体験を共有して
「安全に走行する」活動をしませんか。
ここまで読んでくださって本当にありがとうございます。
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まりおんと申します。
コギコギさんの記事はいつも勉強になると思っております。
今回の自動車が自転車の速度を見誤ったり、認識しなかったりする事例は私の身近でも多く発生しています。
私一人のときは回避や減速などでなんとか事故を回避できておりますが
やはりグループで走る際は
大きな声で
「自動車来るかもしれないよ!」
「車注意!!」
「(自動車の運転者)見てないから気をつけて!」
と周りの人に注意喚起するようにしています。
先日GWに弟と走った際は
たまたま自動車の方が窓を空けてたので
私の声に気付いて停止してくれました。
コギコギさんが普段からおっしゃられている
グループライド時の声かけが事故の未然防止に
非常に有効ではないかと思い
コメントさせていただきました。
技術面に対してもいえる事ですが、“そのスピードで曲がれるのか?”“その安全確認の仕方でホントに大丈夫か?”といつも自分をも疑い自問自答しながら行動するようにしています。
常に疑いの目をもって確認するのが僕には合っているようです。(*^^*)
※確認とよそ見は紙一重…確認のし過ぎはよそ見と同じく事故のもとになるので注意してくださいね。(;^_^A
歩行者などに私たちの存在をアピールできます。
まりおんさんがお仲間と走る時も
是非、声出しを広めて頂ければと思っております。
コメント有難うございました。