セーテン君の旅立ちに寄せる思い |
もうご存知の方も多いと思いますが
うちのメンバーのセーテン君が海外に転勤が決まりまして・・・
本当なら石見グランフォンドの記事を書くタイミングなんですが
やっぱりセーテン君の事が頭をよぎるんですよね。
もう彼は相生を発(た)って新天地への旅の途中でしょうか。
少なくとも来週からは
セーテン君と一緒にサイクリング出来なくなります。
思えば、彼が相生の地を訪れたのも会社の転勤でした。
結婚した直後に相生に転勤。
新婚なのに、いきなり単身赴任・・・
幸せの絶頂から
縁もゆかりもない田舎での生活を余儀なくされたのでした。
会社ってホントに怖いですよね。
当時、彼は100kgを超えるメタボ体形で
健康のために何かをしなくてはと思っていたそうです。
そんなところへ
彼の会社は、はりまシーサイドロード沿いにあるのですが
しょっちゅう通るロードバイクに興味を抱いたそうです。
「健康のために自転車に乗ってみよう・・・」
そこでロードバイクを購入し
相生周辺でどんなコースがあるのかを検索して引っかかったのが
「自転車コギコギ日記」だったのです。
それから、だるま珈琲に通うようになり
自然な流れで他の自転車仲間たちと集団走行をするようになりました。
そして、より深い絆を結ぶサイクリングとなったのが
淡路島に雪が降るほどの寒波の中を走った
「暴風アワイチ」でした。
単独ならば過酷なだけのアワイチが
仲間と走る事で最高のアワイチになる・・・
そんな自転車の魔法の
彼は虜になったのです。
彼が臨時漕会のメンバーになってから
どれほどのサイクリングが企画されたでしょうか?
セーテン君の出席率はナンバーワンだったかも・・・
もともとメタボですから
食いしん坊なんですよね。
その食いしん坊なところが愛らしくて・・・
私はセーテン君に
「速く走りたいなら体重落とせ、
君ならそれだけで速くなる」
って言ったことがあります。
でもなかなかダイエットできなくて・・・
アワイチの時に先輩のhiroさんに
明らかな過補給を指摘されて
コンビニの駐車場でえらく叱られたんですよね。
「そんなもの食ってるから
いつまでたっても体重、落とせないんだよ!」
叱られて
大きな体のセーテン君が
下を向いて小さくなって
それでも口をモグモグさせていたのには笑えました。
そうそう、肉が大好きで
何かって言うと「焼肉だい」へ行ったり
「ステーキハウス ドルフィン」へ行ったり・・・
八鹿町にある安くておいしい和牛の焼肉店へ行った時は
「僕はこの肉のためなら太ってもいい」なんて名言を吐いてたっけ・・・
そんな彼に付けられたあだ名が「肉部長」
ホントにかわいい奴なんですよ。
私はセーテン君の海外転勤を知ってから
だるま珈琲のカウンター越しに何度マスターに呟いた事か・・・
「セーテンが居なくなると
寂しくなるよなぁ・・・
あいつ、体もデカいけど
存在感もデカいから・・・」
だから、転勤の日まで
まだ日にちはあったんですが
4月22日(土)にセーテン君の送別会を企画したんです。
ふたを開けてみると地元の仲間はもとより
山口県、愛知県、三重県、島根県、大阪府、岡山県等
ビジネスホテルに宿泊してまで
二十数名の自転車仲間が駆けつけてくれたんです。
彼が相生に来て約3年・・・
その間に築いた絆は
それこそ自転車の魔法です。
動物は仲間と認識しないと同じ方向に走らないそうです。
でも人間は
自転車で同じ方向に走るだけで友達になれる。
その積み重ねが
彼に掛け替えの無い財産を与えてくれた。
私は自信を持って言えます。
自転車は彼の人生を変えた。
もちろん幸せな方に・・・
そして彼にとって自転車仲間は
まるで家族の様な存在になった。
そして相生は
彼にとって第二の故郷になった。
深夜まで飲み明かした翌日は
酒抜きライドと称し
みんなで、はりまシーサイドロードをポタリング・・・
息を切らせて上った先に仲間のロードバイクが並ぶ・・・
海外の慣れない道で
事故るんじゃねぇぞぉおおおおお!
それからなぁああ!
海外の美味いもん食い過ぎて
太るんじゃねぇぞぉおおおおお!
そして
そして・・・
相生に帰って来た時は
また万葉岬、
上ろうなぁああああああ!
ここまで読んでくださって本当にありがとうございます。
来週からセーテン君と走れない事がまだ信じられないコギコギです。
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私は それまで 頑張って乗り続けて 一緒に走れる様に鍛えておくわd( ̄  ̄)
セーテン君、レンちゃん! 待ってるよ〜\(^o^)/
コメント有難うございます!