石見グランフォンド・・・日本を好きになるサイクリング |
「コギコギさぁ~ん!
景色、綺麗ですね!
こんな景色なら、ずっと走っていたいです!」
私の後ろでレンちゃんの弾んだ声がしました。
私はレンちゃんの気持ちに全く同感過ぎて
思わず笑ってしまいました。
島根県の人口密度は47都道府県中43位。
松江から遠く離れた石見銀山周辺は
おそらく人口密度の平均を下げているはず。
ひたすら農村部を走るのですが
ここは、荒れ果てた、いわゆる田舎砂漠とは違います。
どの田んぼの畔(あぜ)も草が短く刈られ
家々には色とりどりの花が植えられています。
お寺の様な大きな家もあれば小さな家もある。
高い場所の家もあれば低い場所の家もある。
それらが
田植えで水が張られたばかりの田んぼに映ってる。
まるで空が二倍になったかのように広々と感じます。
特に、この地域特有の屋根の赤瓦が
新緑の緑と5月の青空に鮮やかです。
端正に手入れされた集落を見ると
何故か心が和みます。
さて、それは何故なんでしょうね?
もしかしたら
その土地の風景は
その土地に住む人たちの人となりを現すのかもしれません。
逆に言えば
その風景の中で生きているからこそ
その風景に似つかわしい人になれるのかも・・・
村人たちが見に来てくれます。
農作業の手を休め
遠くから手を振ってくれる人もいます。
私たちが手を振ると
笑顔で答えてくれました。
そんなやり取りが
清々しく
どれほど心を癒してくれることか・・・
日本は、なんと美しい国だろうと思います。
そしてそこに住む人々が
なんと愛らしいことだろうと思います。
石見グランフォンドを走ると
大袈裟でなく
自分は日本に生まれて良かったと思います。
そして日本人で良かったと思う・・・
ただひたすらに
日本の原風景の中を走り続ける・・・
なんと素晴らしいサイクリングでしょうか!
ここまで読んでくださって本当にありがとうございます。
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このイベントに4年前に初めて参加して以来 私の中では 絶対外したく無いイベントになっています。
新緑に囲まれた景色は勿論ですが、何と言っても 地元の方々の 温かい声援が 一番の魅力なんです!
住友輪業さんのブログには 200キロコースに突然現れる「神エイド」と呼ばれる私設エイドも!!!
私は140キロコースしか走れませんが、とにかく「人の温かさ」を心から感じる事が出来、心底 癒されるんです…o(^▽^)o