力を出し切る非日常 |
今日は、そこで印象に残ったピットでの光景を書きたいと思います。
私は4時間ソロを走り終えたあと
アウトドア用の折り畳み椅子に腰かけて
ディーさんの焼いたたこ焼きを食べていました。
そろそろ7時間エンデューロのゴールの時間が近づいてきたというので
私は出走している乗り気君とモーニングさんを出迎えるため
ピットの入口に移動しました。
最初に帰って来たのは乗り気君です。
彼はどんなに過酷な練習でも爽やかな笑顔を絶やさないのですが
帰って来た時はそん笑顔なんてどこにもありませんでした。
「7時間、しんどぉ~!
4時間で充分!」
私が4時間出走中の後半、コース上で見たのは
鬼気迫る表情で疾走する乗り気君でした。
しかし7時間を走り終えて
やっと心も体も武装解除。
疲れ切った表情でピットになだれ込むといった感じでした。
早速、ピットで7時間出走の自転車仲間にお礼を伝えていました。
聞くと彼らの協力を得て
7時間を完全なノンストップで走り続けたそうです。
黒い丸臨ジャージが汗で白くなっていたのが
レースの過酷さを物語っていました。
見事に6位入賞を果たしていました。
次に帰って来たのはモーニングさんです。
いつもなら7時間であろうとも
多少は笑顔が見えるのに
モーニングさんに笑顔は見られませんでした。
疲れ切った表情で
「このあと・・・
フルマラソンなんて無理だ・・・
やっぱぴよぴよさん凄い・・・」
聞くと彼はトライアスロンでのペース配分を探るため
7時間もの間、ノードラフティングで走り続けたのです。
ご存知の通りトライアスロンはドラフティング禁止・・・
レース中「前を牽きましょうか」の申し出を断りながら
完全なノードラフティングを成し遂げた精神力は尊敬に値します。
ロードバイクに跨ったまま動く事が出来ませんでした。
実は、この時、モーニングさんの両脚は激しく攣って
動こうにも動けなかったのです。
それはまるで弁慶の立ち往生
(無数の矢を受けて薙刀を杖にして仁王立ちのまま息絶えた)
を思わせる光景でした。
やっとのことでピットに移動しても
その後、なんと1時間もの間
両脚の筋肉という筋肉が筋痙攣を続けたのです。
タフガイのモーニングさんも
その強烈な痛みに耐えきれず
うめき声を上げながら
のたうち回っていました。
私は助ける術もなく
ただただ見守るしかありませんでした。
ただひたすらに走り続ける・・・
力を出し切る非日常は
実は人間に更なる活力を与えてくれる・・・
そんな気がするのです。
ここまで読んでくださって本当にありがとうございます。
力を出し切った先に得られるものとは?
力を出し切ったらどんな気持ちになるのか?
レースに出た事が無いそこのあなた!
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「7時間257Kmを完全なノンストップで走り続る」なんて人間じゃない気がします。とは言え、それに憧れる私も変態の領域に足を踏み入れているのでしょうか?(笑)
実は人間に更なる活力を与えてくれる・・・
そんな気がするのです。
レースに出たことないそこのあなた…は〜い!( ^ ^ )/
……いやいや…アブナイ アブナイ…;^_^A
全力を出し切った姿は 本当に 美しい!!と いつも感動します!
今回は 残念ながら7時間ソロのゴールを見届ける事が出来ませんでしたが、間違いなく 涙したと思います!
4時間でも 凄い!と思うのに 7時間…!(◎_◎;)
乗り気さんの6位入賞!おめでとう\(^o^)/
モーニングさんのノードラフティングチャレンジ…お見事!\(^o^)/
パワーを頂きました! ありがとうございます!!!