速さにはコンフォートも必要だと教えてくれたRS9 |
下り基調の373号線をガンガン走って試してみたらいいっすよ」
バスク輪さんに提案されるまでも無く
私は試してみるつもりでした。
セーテンさんは体が大きくてパワーがあって
下り基調は得意なんです。
佐用でセーテンさんと合流して
まずは私が先頭で千種川沿いを走ります。
下り基調ですから
かなりのスピードで疾走するのですが
それがRFX8より進んでいるのかどうか
ハッキリと体感しにくいです。
ただ、直進安定性がいいのは分かりました。
フォークがストレートフォークなので
もっとクイックなハンドリングだと思っていたんですね。
しかしRS9は矢の様にまっすぐ進みます。
普通に考えるとベンドフォークに比べてクイックなはずなんですが・・・
もしかしたら履いているディープホイールのせいかもしれませんが
とにかく、両手放ししても挙動がすこぶる安定しています。
安定して高速巡行出来ると
やっぱりペースを上げたくなりますよね。
RS9がどれだけのものか
他人と比べて実感するには上げるしかないでしょう。
私に先頭が回って来て少しペースを上げました。
次に先頭を交代したセーテンさんも若干向かい風ながら背中を揺らして高速を維持!
そして補給ポイントのセブンイレブンを前に
先頭をコーレスさん、二番手が私、最後尾がセーテンさんの順番になりました。
(バスク輪さんは列車に参加せず)
暗黙の了解なのか?
補給ポイントをゴール地点にコーレスさんがスパートを掛けました。
セブンイレブンまで持てばいいと・・・
私とセーテンさんも、ピッタリとコーレスさんを追走します。
チョイ坂で、私は引き離されまいと下ハンダンシングを織り交ぜます。
コーレスさんの呼吸が乱れているのが分かるくらい
冷静にコーレスさんの後ろに付いていました。
「あれ?後ろの気配が無い・・・」
気が付くと、なんとセーテンさんが千切れていたのです。
最後にコーレスさんはもがく様にセブンイレブンにゴールイン!
私も引き離されることなくゴールしました。
最近ではセーテンさんに千切れっぱなしでしたが
今回はセーテンさんを千切って最後までコーレスさんについて行けました。
ま、ま、ま、セーテンさんは前日の深酒が効いて体調が万全でなかったこと
そして、何よりセーテンさんは暑さに弱いという2点で千切ることが出来たんだとは思いますが
RS9に乗った日に、千切られっぱなしだったセーテンさんを千切ると
やっぱ、RS9、すげぇわ!ってなりますよね。
いやホント、下り基調の平坦路でも
フレームの剛性というか反発力というか
そういうのが効いてるんでしょうねぇ~
最後に、峠の下りのインプレを書いておきましょう。
セーテンさんを千切った日とは別の日なんですが
バスク輪さんと二人で出石へ行った時の事を書きましょう。
瀬戸内海側から日本海側へ抜けるのに冨土野峠を越えたんです。
冨土野峠の下りはお世辞にも路面状況がいいとは言えないんです。
アスファルトの荒れているところも多いです。
落ち葉や落石があったりもします。
そのうえカーブの連続です。
この下りが、RFX8とは違うんですよね。
RS9は思った通りのラインでコーナーをクリアしていくんです。
これが安定して素晴らしい!
RS9でコーナーをクリアする感覚を体感すると
今までのRFX8が曲がりにくかったんだと思えるんです。
RFX8は、思ったラインより外側へ膨らむ傾向があったと思うんですよね。
もちろんRFX8に乗っている時は
これが普通のコーナリングだと思っていたんですけど・・・
これはRS9がストレートフォークだからなのかもしれませんし
フォークの剛性が高いからかもしれません。
いずれにしても
RS9はコーナリング性能も高いと思いました。
このコーナリングのインプレで
RS9のインプレは終わりなんですが
ちょっと、まとめというか感想を書いてみたいと思います。
このRS9に乗って思ったんですが
速さを求めるならコンフォートも求めなければならないと思いました。
ここで言うコンフォートとは
ロードバイクに乗って力を発揮している時のコンフォートですよ。
例えば、速いからと言ってガチガチに硬いフレームは、もう流行らないと思うんです。
ロードレースと言っても200kmとか走るわけじゃないですか。
そこで勝とうとすれば最後まで先頭集団に居なきゃならない。
コンフォートは武器になりますよね。
ガチガチに硬いフレームで体にダメージを受ける事と引き換えに手に入れた速さは
所詮目先の速さだと思うんですよね。
集団から抜け出したとしても
直ぐに吸収される速さだと思うんです。
もっと、長時間、大逃げが出来るバイクが速いバイクだと思います。
そのためにコンフォートは重要だと思うんです。
ガチガチのフレームで踏んだ分だけ進むんじゃなくて
踏んだらフレームの反発力で進むバイクの方が面白い。
RS9に乗らなかったら
そういう感覚は分からなかっただろうな・・・
RS9は、さすが日本のメーカーが本気出して作ったロードバイクだと思いました。
レベル高いと思います。
(ただし2008年製のRFX8と比べてですけど・・・)
RS9はロングライドにも向いていると思いました。
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