だるま珈琲が秘密基地化してる |
前回からの続きです。
私たちが新さよを出る頃には
降り続いていた雨も止んで路面もドライコンディションに変わっていました。
8人列車は長すぎるので
引き続き2班に分かれて国道373号線を千種川沿いに南下します。
うさぎさんチームは住友林業さんが前を引きます。
メンバーはディーさん、バスク輪さん、コージ君。
亀さんチームは私が先頭を引きます。
メンバーはショーンさん、バイソンさん、セーテンさん。
さすが住友輪業さんの引くうさぎさんチームは速い速い!
最初に空けておいた差が開く事はあっても縮まる事はありません。
この千種川沿いを南下するコースは定番中の定番コース。
下り基調に追い風が加わった時は、まさに滑空する鳥の気分!
そしてロードバイクが人力で移動する乗り物の中で地上最速であることを
流れる景色の速さが雄弁に語りかけて来ます。
この速さこそ、ロードバイクが鳥に近いと思う理由・・・
鳥が編隊を組んで空を飛ぶように
私たちは列車を組んで千種川沿いを滑空します。
風は最大の敵でありながら
時に最大の味方になる・・・
そこも鳥と同じ・・・
「前の列車、速いっすね・・・
この速度でも離される・・・」
と、バイソンさんが言うので
「アワイチの時はもっと速いかもよ」
私は、そう答えておきました。
考えてみれば列車を組んで走るなんて昔は滅多に出来ませんでした。
それが4人編成の列車を2本も走らせる事が出来るなんて・・・
臨時漕会も大きくなったものです。
経験の浅いショーンさんにとって
列車に加わって走行するなんてことは
そんなに多くは経験できていないはず・・・
だから臨時漕会の人と一緒に走ってみたいと思ったのでしょう。
私が先頭を引いているので鈍行列車ですが
ショーンさんが加わっている列車は臨時漕会列車に違いありません。
背中に丸に臨の字を背負った男達が密集して走る・・・
ショーンさんの心にその光景はどう映ったのでしょうか。
やがて列車は定番補給ポイントの上郡のセブンに停車。
「コギコギさん、列車走行楽しかったっす!
うさぎさんチームの列車にも乗りたかったぁ~」
ショーンさんは興奮冷めやらぬ様子で話してくれました。
いや、興奮冷めやらぬのはショーンさんだけではありません。
空間を高速で移動する快感を体験した後は
誰だってテンションが高くなるものです。
列車という空間も共有する事で短期間に絆が深まるのかもしれませんね。
「ここから先は高速巡航区間は終わりにして
農道をのんびり帰ろうか」
私は交通量の多い国道2号線を避けて農道から相生へ向かう事を提案しました。
雨も上がり、快適なサイクリングとなりました。
「ちょっと待って下さい!
自転車がおかしい!」
そう言って緊急停止したのはセーテンさんでした。
「あっ!パンク!」
本日2度目のパンクに見舞われたセーテンさん
「もう!
なんでなのよぉお!」
思わず発した言葉がおねえ言葉・・・
「なんで、いきなり、おねえ言葉やねん!」
「ハハハハハハハハ!」
「パンク姐さんや!」
「ハハハハハハハハ!」
「今度は俺がチューブ交換したるわ」
「す、すいません・・・」
「ハハハハハハハハ!」
パンクさえも楽しいサイクリングの要素になってしまう・・・
私は楽しそうに走る彼等の後姿を見て思いました。
ギャングとはもともと仲間を意味する言葉です。
男の子はとかく群れたがる・・・
そして群れて遊ぶと楽しい・・・
これは男の本能なのかも・・・
走行距離…134.94km
時間…5:41:39
平均速度…23.69km/h
最高速度…50.74km/h
平均CAD…82
積算距離…40618km
消費㌍…3205kcal
補給食…###kcal
心拍…Ave.142 Max.###
ここまで読んでくださって本当にありがとうございます。
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既に一月以上前の事なのに、昨日走ったかのように思い出せる、それだけで俺にはエキサイティングな体験でした
また何度でも走りたいですね(๑`・ᴗ・´๑)
新入会とはいえ年齢もそれなりなので、あのリアクションとか若さが眩しいです(*^^*)
社会的な地位や肩書、その他もろもろ関係無い。
相手の事を殆ど何も知らなくても
一緒に自転車に乗ると言う事は成立します。
まったく裸の心で接する事が出来るので
その点、子供と同じなのかもしれませんね。