チームびわこぐまはプロ? |
前回からの続きです。
集合はJR竜野駅に午前10時・・・
いつもより相当遅い集合時間に
私、油断しました。
飛び起きて速攻で向うも少し遅刻・・・
謝りながら到着しました・
すると、チームびわこぐまのメンバーも一人足りない。
チーム代表のツヨさんがいらっしゃらない。
聞くと、電車を降りるときに荷物を残したまま下りてしまったそうです。
それで、新快速の終着駅、播州赤穂まで荷物を取りに行っていらっしゃるとか・・・
「そんなの全然OKですよ。
っていうか、自分が遅刻したんで
そのほうが気が楽だったりして・・・」
「コギコギさん、じゃあ、自己紹介でもやりましょうか」
その活動は主にfacebookを通じて私たちに知らされるのですが
その内容たるや、まるでテレビの自転車番組を見ているような気持ちになるほどなんです。
動画に流れる音楽も自前で用意されています。
気の利いたコメントやリアクションも見ていて飽きません。
そんな彼らですから
今回のメンバーもテレビ番組の撮影クルーに例えて紹介した方がしっくりくるかもしれません。
まずメインパーソナリティーは茶丈藤村の女将さんでもある、まりあさん。
店では和服、自転車はチームジャージ、美女は何を着ても似合います。
お客さんにローディー多数、その多くがまりあさんのファンかも。
そしてモモちゃん、
モモちゃんは、番組アシスタント兼レポーターと言ったところでしょうか。
自然なカメラ目線と笑顔はプロも顔負けです。
キョースケさんは、めっちゃ男前、ですが関西人ですからユーモアたっぷり!
だから、イケメン芸人といった感じでしょうか。
ケンケンさんのハンドルネームの由来はケンケンから(笑)
その風貌は個性派俳優といったところ。
そして、何故か、やんやの喝采を受けながら播州赤穂駅から帰って来たのは
チームびわこぐま代表のツヨさん
私たち臨時漕会からは住友輪業さん、ディーさん、コギコギの3人が
案内役としてチームびわこぐまをサポートします。
メンバーが揃ったところで
私たちは一旦、揖保川沿いを北上して城下町、龍野へ・・・
「龍野の町割は基本的に江戸時代のままなんですよぉ~」
何故、城下町、龍野に向かったのか?
それは、播州の素麺を食べてみたいという
まりあさんのリクエストにお応えするためです。
えっ?でも、素麺って夏の食べ物じゃ・・・
いえいえ、素麺の本場、播州では年中食べるんです。
といっても、冬は冷やし素麺ではなくて「にゅうめん」でいただきます。
素麺を暖かい御出汁でいただくのが「にゅうめん」なんですね。
地元では老舗の素麺処として知られています。
8人だと二階の御座敷へ通されます。
御座敷は私たち以外のお客様は入れませんから貸し切り状態。
まるで仲間内の誰かの自宅へ招き入れられたように、くつろいだ雰囲気です。
雑談をしている中でツヨさんが知的な質問、
「この辺は龍野藩ですよね、
丸亀藩との境はどのあたりになるんですか?」
「へっ?」
私、地元でありながら、歴史には詳しくないもので答えられません。
私が答えに窮していると住友輪業さんがとうとうと答え始めるではありませんか。
しかも黒田官兵衛のエピソードを交えながら分かりやすく!
住友輪業さんてどこの人?
播州人と思っている方も多いと思われますが
彼は神戸在住の人なんですね。
毎週のように播州に走りに来ているので心は播州にあり!なのかも。
しかし、ツヨさんも播州にサイクリングに来るに当たり
下調べをしてきていらっしゃったんでしょうか?
さて、いよいよ「にゅうめん」が運ばれてきました。
手作りの錦糸卵やしいたけ、湯葉など、
地元の食材を中心に8種類の具材がのっています。
「この梅干し、酸っぱくないですよ」
「わぁ~ホントだぁ~」
「甘い」
「この辺は梅の産地でもあるんですね。
綾部山には梅林がありますから・・・」
播州の素麺といえば、揖保の糸です。
大阪の淀川を境に西は揖保の糸、
東は三輪そうめんが多く食べられていると言います。
しかし、地元民としては、揖保の糸に勝る素麺は無いと断言しておきましょう!
霞亭のにゅうめんは、奇をてらったところがありません。
梅干しが乗ってるくらいでしょうか。
味は昔のまま・・・
温かい御出汁で素麺をいただくにゅうめんは
シンプルで素朴な味わいだからこそ
ずっと親しまれてきたのだと思います。
「これ一束ですか?」
「いいえ、1.5束です」
「けっこう、ボリュームありますね。
お腹一杯!」
「次も食べますよぉ~
淡口しょうゆ饅頭を食べに行きますよぉ~」
龍野は素麺のほかに醤油の産地でもあります。
一見何の関係も無いように思われますが
どちらも地元から優れた原料が得られるメリットがあるんですね。
まずは揖保川の水
そして赤穂の塩、そして播州小麦等々・・・
ですから揖保の糸も醤油も
播州に生まれるべく生まれたのです。
龍野の特産品である淡口醤油を用いた饅頭を売っています。
これもまた、昔から地元の人々に親しまれてきた味なんですね。
和菓子屋さんの女将さんを和菓子屋さんに案内するのもオツなもの。
ここからチームびわこぐまは本領発揮!
レポーター役のモモちゃんが
淡口しょうゆ饅頭を手に取ると、
すかさずプロデューサー役のツヨさんがカメラを向けます。
パッと花を咲かせるような笑顔をカメラに送ります。
ツヨさんがカメラを向けつつ問いかけます。
「どう?」
するとモモちゃんは恥じらうように頬笑みながら
「めっちゃおいしい!」
臨時漕会にもバイソンというリアクション芸人がいるにはいるのですが・・・
彼のワザとらしいリアクションと違って、なんと自然で可愛いリアクションでしょう!
バイソンさんのリアクションが目をむいてかぶりつく系で
目立ってやろうという魂胆が見え見えなのに対し
モモちゃんのリアクションは
美味しい顔ってこんな表情になるんやぁ~と思わせるんです。
私は思いました。
プロや!
ここまで読んでくださって本当にありがとうございます。
今日は、ここまで書いて力尽きました。
続きは後日、書くつもりです。
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心なしか,コギコギさんの目尻が下がっているような気がしますけど(笑)
乗りましょう!