自転車保険に入るときに見落としがちな大切な事 |
落車や事故を起こせば、むき出しの体が無事である確率は殆どゼロに近い。
怪我で済むならまだ幸運な方で
最悪死に至る場合もありますよね。
そのような恐怖から、自分が被害者になる事はしっかり想像するのですが
案外忘れてしまいがちなのは自分が加害者となる場合です。
私が住む兵庫県では
自転車保険の加入を義務付ける条例が制定される見通しとなっています。
この条例が制定されれば全国初となります。
なぜ、今、自転車保険の加入が義務付けられるのでしょう?
それは兵庫県内における自転車と歩行者の事故の急増が上げられます。
兵庫県内の交通事故件数は減少傾向なのに対し
自転車と歩行者の事故はこの10年間で約2倍に増加して
そのほとんどが自転車が加害者となっているという事実があります。
兵庫県内で起きた自転車の加害事故で有名なのが
神戸で起きた自転車の加害事故でしょう。
小学5年生の男子児童が運転する自転車が女性と衝突して重体をとなった事例です。
神戸地裁は保護者に約9500万円の損害賠償を命じました。
当時、自転車の事故で賠償金が9500万円と高額だった事、
男子児童が母子家庭だったことなどからワイドショーなどでも盛んに報道されました。
この事故によって
自転車の事故でも高額の賠償が発生するのだという認識が広まったと思います。
高額な賠償を命ぜられても加害者側に支払い能力が無ければ
被害者側は悲惨ですよね。
もちろん加害者も一生を棒に振る事になります。
このような、どうしようもない状況を無くすために
自転車保険の加入を義務付けると言うのは現実的な選択だと思います。
現在、兵庫県の自転車保険の加入率は約24%だそうですが
それが100%になれば、被害者も加害者も共に救われない状況をかなり減らせるでしょう。
そういう意味で私は兵庫県の方針を支持します。
ロードバイクはエンジン音がありません。
しかも一般の人たちが思うよりスピードが出ます。
私が交通量の比較的少ない県道を走行中
私の速度を見誤った歩行者が
道路を横断しようとして危うく衝突しかけた事があります。
私たちは加害者になりやすい一面を持っていると言えるでしょう。
だから特に、ローディーは自転車保険に入った方が良い。
兵庫県以外のローディー達も
これから自転車を続けていくのならば
自転車保険に入る事を強く勧めます。
最近では自転車保険も各種発売されているので
色々見比べて検討してみればいいと思います。
ちなみに私の場合、自転車保険には入っていません。
ええっ!
それだけ自転車保険に入れと言っておきながら本人が入っていない?
実は自転車保険には入っていませんが
賠償責任保険というのに入っています。
賠償責任保険とは
他人の身体やモノに損害を与えた場合の損害賠償責任に備える保険。
自転車に限りませんから日常生活において生じた賠償責任に広く対応します。
私が入っているのは私が入っていれば同居の家族全員OKというやつです。
こども(小学生以下)がいたずらして他人の車にキズをつけた。
だとか、キャッチボールをしていて他人の家のガラスを割った。
等々・・・
賠償責任保険は自動車保険や傷害保険、
火災保険、共済などに特約として契約する事が増えているそうです。
でえすから、今、入っている自動車保険に追加するだけでOKという場合もあります。
保険金は兵庫県の事故事例から考えると
1億円から無制限くらい欲しいですね。
掛け金ですが、賠償責任保険は案外安くて
月々に換算すると何百円というのが殆どです。
さて、何か保険に入るとして
少し注意しないといけないのが
「示談交渉サービス」がついているかどうか、です。
どういう事かというと
例えば車の保険の場合、自分が被害者に対して誠心誠意を尽くすことが第一ですが
示談交渉は第3者の保険会社が代行するのが普通です。
だから賠償責任保険も示談交渉は保険会社が代行してくれるものと思っていませんか?
ところが保険によっては示談交渉は自分でやらなければならないものがあります。
自分が保険会社と相談しながら示談交渉をやらなくてはなりません。
これは双方の感情が絡み合いますから
冷静な話し合いをして示談まで漕ぎつけるのは相当な労力がいる事は
想像に難くないでしょう。
時間的にも示談まで何年もかかることもあるそうです。
例えばですよ、もし自転車で衝突した相手が年頃の娘さんで
怪我を負わせた部分が顔だったりしたら・・・
そりゃ相手の親御さんもおいそれとは引き下がらないだろうし
大変な交渉になりそうですよね。
だから私からのワンポイントアドバイス!
自転車保険に入るにしろ
賠償責任保険に入るにしろ
示談交渉サービス付きを選びましょう!
という事です。
ここまで読んでくださって本当にありがとうございます。
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以前、一緒に走っていた友人が車との接触事故を起こした事がありました。相手のひとがかなり偏屈な人で、駆けつけたお巡りさんが加害者側のこちらを心配するぐらいでしたが、示談交渉サービスで弁護士さんに間に入ってもらい穏便に済ます事が出来ました。
これを個人どうしでやると感情的になったりして危険なので、示談交渉サービスは絶対に入っておいた方がいいですね。
ちなみに自転車保険でも賠償責任保険のようにレジャー等の怪我や、ショピング中に商品を壊したなども保証されます。
自分はロードバイクを買ったときに、保険に加入するよう自転車屋から勧められましたので入っています。
今まで一度も事故は起きていませんが、やはり保険に加入していないと不安ですね。
貴重なお話ありがとうございます。
僕も 保険の特約で加入してます♪
保険は 値段もそうですが 代理店によっても 事故後の対応が色々違ってきたりするので そういう視点からも保険を見られると良いかと思います。
賃貸住宅にお住いの方は チェックしてみられたら? ダブって入っては無駄になりますから^_−☆
備えあれば憂いなしですね。
殆どのバイク乗りの方は自動車の任意保険に入っているはずでしょうから、そこに追加するのが最も安くて簡単でしょうね。保険会社の方は積極的には勧めてくれないですが、聞いてみたら説明してくれるでしょうね。
保険に入っていないと不安ですよね。
保険に入る前に下調べした方がいいかもしれませんね。
場合によっては電話一本で済むかもしれませんから・・・
備えあれば憂いなしですが、これが停めてある車でなかったら…と思うとゾッとします。
使わないで済むにこしたことはないので、やはり安全運転のための講習や先人からの知恵、知識の継承は大事だと思います。
とか言いながら、入ろう入ろうと思ってる自転車保険に未だ未加入です。
ちゃんと入ろう。