ホルモン焼うどんを食べに行く追い込み練 |
去年の夏に奇跡の再会を果たして以来
彼はホルモン焼うどんに魅せられてしまったようです。
地元のお店を紹介したら、ちょくちょく食べに行くようになって
噂によれば彼の急激な体重増加はホルモン焼うどんの食べ過ぎに原因があるとか・・・
ホルモン焼うどんに魅せられた彼とはいったい誰なのか?
そうです。
私の大学の後輩の元プロ選手の冨田さんです。
「僕ね、京都や大阪でホルモン焼うどんを食べられなくなりましたよ・・・
まず、ホルモンが違う。
播州で食べるホルモンの方が美味い!
そして味付けが違う!
播州のホルモン焼うどんはタレで味付けるでしょう!
そこが違うんですよ!」
もともと冨田さんは京都の人なんですが
今は播州の人間以上に熱くホルモン焼うどんを語ります。
「コギコギさん、私は今までね
焼うどんは焼きそばの延長線上にあると思っていたんです。
いわゆる焼きそばソースで味付けされた焼うどんですね。
ところが播州のホルモン焼うどんは独特のタレを使うじゃないですか!
醤油ベースでコチジャンや味噌、ニンニクや玉ねぎ等
いろんなものが入ったタレは奥深く味わい深い・・・
私が思っていた焼きそばの延長線上の焼うどんとは全く別物ですよ。
上質のホルモンから旨み成分が染み出して
ホルモン焼うどんは、コクのある甘いような辛いような独特の味になるんですよ」
「それじゃあ冨田、ホルモン焼うどん発祥の地、佐用町に
美味いホルモン焼うどん屋さんがあるから
そこに連れて行ってあげるよ!
その店のおススメは、上ホル別焼き!
ちょっと他では味わえないホルモンを焼いてくれる・・・」
「ホントっすか!
お願いしますよ
グルメポタやりましょう!」
そう約束したのはいつだったか・・・
何度か催促されたのですが
なかなかスケジュールが合わず、延び延びになっていました。
そして、どうにか予定を合わせる事の出来る日が3月16日(日)だったのです。
しかし、この3月16日と言えば
LSD明けで追い込み練の時期です。
4月13日(日)のエンデューロレースまで1カ月を切っています。
そんな時期に「グルメポタ」っていうのもなぁ・・・・
「冨田、追い込み練やりたいねんけど」
「エーッ!そんなの抜きにしましょうよぉ~
ホルモン焼うどんを食べに行くのにぃ~」
「そんな事言わずに鍛えてよ
元プロなんだから・・・」
「鍛えるって、最近、体重増えてますし・・・
そう言うのはちょと・・・」
「そこをなんとか!ねっ!お願い!」
嫌がる冨田さんを先輩風でねじ伏せて
ホルモン焼うどんを食べに行く追い込み練を行う事になりました。
しかも、冨田さんの自転車友達で
私の要望に応えてくれるべく人を連れて来て下さると言う事でした。
それじゃあ、臨時漕会からは私だけでは戦力不足なので
アワイチの千切り合いで、いっつも一番を持って行くhiroさんを誘う事にしました。
ホルモン焼うどんを食べたいと言う冨田さんの思いと
LSD明けの追い込み練をしたいという私の思い・・・
一見相反する様に見える二つの思いは果たして成立するのでしょうか?
ここまで読んでくださって本当にありがとうございます。
冨田さんに誘われていたお二人はグルメポタだと思われていたかも・・・
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いつも通り 味わえるか…味が判らないか…???f^_^;
冨田さんはホルモン焼うどん食べなきゃ終わんないんです。