乳酸を溜めてもらわないと困る峠 |
前回からの続きです。
ホテルニューアワジの登りはフクちゃんの体温をかなり上昇させたようです。
登りでは風による空冷効果は望めないからでしょう。
「どこか、木陰で休もう」
そう言って下り始めましたが
真夏の太陽は高度が高く影が短い。
下りながら適当な木陰を見つけるのは困難でした。
そのうち下りが終わっちゃった。
木陰で休むと言いながら結局、木陰を見つけられずに福良港を走ります。
「コギコギさぁ~ん!
気になるアイスクリーム屋さんがあるんだけどぉ~!
寄って行かない?」
フクちゃんによると
そのアイスクリーム屋さんの情報源はhiroさんらしい。
フクちゃんの上昇した体温を下げるには
木陰よりもアイスクリームの方が効果的かもしれません。
先頭をフクちゃんに譲ってアイスクリーム屋さんに向かいました。
淡路浄瑠璃の建物の斜め向いに白っぽい洋風の建物があります。
大きなお店ではありませんが
店主のセンスが光るオシャレな雰囲気です。
灼熱の太陽に熱せられた男達4人が暑い空気を引き連れて入りましたが
店内のエアコンの良く効いた空気がその熱を奪い去ってくれました。
「うわぁ~涼しいぃ~!」
シングルとダブルがありますが
もちろん全員ダブルです。
私は「しぼりたて牛乳」と「ミックスフルーツ」のダブルを注文。
「さすがhiroさんが情報源だけの事はある」
「このミックスフルーツ、
ミックスフルーツジュースの味がする!」
みんなの評判は上々!
暑さには、やっぱりアイスがいいようです。
アイスクリーム屋さんから少し戻って
お昼御飯はいつもの「鼓亭」(つづみてい)でいただきました。
ここは元銀行だった建物を改築したそうです。
禁煙席は大金庫の中という異色のお店です。
今やブランド牛の淡路牛と淡路島特産の玉ねぎが淡路米のご飯の上にのっかっている
まさに地元の味!
汗をかいて塩分が不足している体には
タレを更にかけると美味い!
タレと玉ねぎの甘みが絶妙のコラボレーションですね。
淡路島の味を堪能しながら話題はやっぱり最後の千切り合いの話へ・・・
「ゴールは明石海峡大橋の下の信号ね」
「どの辺から始まるんすか?」
「どの辺・・・・ハッキリとは決まっていないけど・・・
信号があるからね・・・
勝負どころは最後の信号を通過してからだと思うけど・・・
でも、それまでに駆け引きはあるよ」
「どんな駆け引きですか?」
「う~ん・・・やってみなきゃ分らない・・・
ただ、みんな最後に自分が一番になる様に画策するのさ」
ヘイジさんとクライム君は最後の千切り合いは未経験なので
今一つピンとこない様子。
やっぱり千切り合いはやってみなきゃ分らないのです。
昼食後、私達を待っていたのは
やっぱり坂です。
うずしお峠は平均11%、最大15%ですから、
なめちゃいけません。
しかも私達は鳴門岬まで行きますから
余分に上って下ってをしなければなりません。
暑さにやられているフクちゃんにとっては
かなり過酷な坂である事は間違いありませんでした。
登り始めてすぐに千切れていきました。
私はクライム君の背後にべったり追走態勢。
私はいっぱいいっぱいなんですが
彼はまだまだ余裕の表情です。
このまま余裕で走らせたんじゃ面白くない。
私は少し勾配がきつくなったところで得意のダンシングに切り替えました。
ひと踏みひと踏みする度に私が前へ出る。
そしてクライム君の横に並んだかと思うと
クライム君の顔を見て「ニッ」と笑ってオーバーテイクの仕草。
この状況でクライム君の負けん気に火がついて
あっという間に離されました。
うっしっしっ!
鳴門岬に辿り着いた時は
クライム君とヘイジさんの姿はありませんでした。
凄い物を発見しました。
なんとバイクラックがあるではありませんか!
このバイクラックにロードバイクをひっかけて休んでいたのです。
その時、フクちゃんが登ってきました。
「フクちゃん!見て見て!
バイクラックがあるで!」
「うぉ!ホントや
この前のアワイチの時には無かったな」
「3月のアワイチの時にも無かったから最近の物やな」
私は鳴門大橋よりこのバイクラックの方が余程インパクトがありました。
さて、何の愛想も無しに道の駅うずしおを離れるのももったいない。
やっぱり暑いときはソフトクリームでしょ!
びわソフトと淡路牛乳ソフトのミックスをいただきました。
さっぱりして、これにして正解!
木陰に移動してベンチに腰掛けて風に当たりました。
「コギコギさんが悪いんっすよ・・・
登ってる時に横に並んでニッって笑うんだもの・・・
だから俺、結構、脚、使っちゃったじゃないですか・・・」
「・・・・・・・・・・・・・」
「あれ?もしかしてコギコギさんの作戦?」
「ハハハッ」
うずしお峠を過ぎると、後は平坦路中心のコースになります。
クライム君には最後の峠で脚に乳酸を溜めてもらわないと・・・・
おじさんは勝負が出来ないのです。
クライム君、世の中いいおじさんばかりじゃないんだよぉ~
ここまで読んでくださって本当にありがとうございます。
うずしお峠が終われば淡路サンセットライン
梅雨明けした途端の猛暑の中を
最後の千切り合いに向けて駆け引きが始まります。
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と思って読み始めましたよ。
なるほど〜。
アイスもご飯も美味しそうですね。
私も、こういうロングライドしてみたいです。
夫と走ると、いつも、ただひたすら走るスパルタ式なので。
だいたい一緒に走ってくらない事が多いのにぃ~
自転車は消費カロリーが多いのでグルメライドする人も多いです。
腹が減ってたら美味しいし太らないはずだし・・・
でも太らないと思って気を緩めると食べ過ぎで太ってしまうのも自転車なんですねぇ~
次は、はまりませんよ(>_<")
行=スーパーヴァーム
帰=アミノバイタル4000より↑
最近こんな感じがブームです!
アミノバイタルって乳酸を力に変えるかって書いてありました。
心理的なものかもしれませんが腿の内側を激しくつるようになったのでなんとなく効果出てるのかな!なんて思っちゃってます(笑
ニッと笑う顔が浮かんで…一人で受けてしまいました^^;
いや、そういうせこい手を使っても勝てないのですぅ~