筋肉に乳酸が蓄積されなかったのか?それってヴァームのお陰? |
200kmオーバーライドを達成したのは前回書きましたね。
走行距離は208.81km
消費カロリーは4549kcal
これだけのエネルギーを消費しながらハンガーノックにならなかったのは
スタート前に飲んだヴァームの効果じゃないか?
そう推測出来ますよね。
ヴァームが脂肪燃焼を促進して
脂肪を主なエネルギーとして走る事が出来た・・・
だから体内のグリコーゲン(糖質)の消費を抑え、
結果的にハンガーノックにならなかったのではないか。
この推測を裏付ける様な症状が翌日の私の体に現れたのです。
120kmとか150kmとか
ある程度のスピードを維持して走り続けるような練習をした後は
筋肉が腫れて、その分体重が増加します。
だいたい2kg以上増加するのが普通でした。
ところがヴァームを飲んで200kmオーバーライドをした翌日に
体重の増加がほとんど見られなかったのです。
増えていたとしても500gほど。
これは日常の変動の範囲と見る事も出来ます。
ここで少し、ある程度の強度のトレーニングをすると
なぜ体重が増加するのかについて少し説明したいと思います。
筋肉のエネルギー源はグリコーゲンと脂肪の二つがあります。
この二つのエネルギーを組み合わせて筋肉を動かしています。
脂肪は主に遅筋のエネルギー源で、
脂肪をエネルギーにするのに酸素を必要とします。
遅筋はパワーや瞬発力は乏しいのですが持久力に優れています。
脂肪は体内に多く貯蔵されてエネルギー量は豊富にあります。
グリコーゲンは主に速筋のエネルギー源で、
酸素が無くてもエネルギーを発生させる事が出来ますが、その時に乳酸が生じます。
多くは筋肉と肝臓に貯蔵されていて
貯蔵されているエネルギー量は1600kcal~2000kcalと言われています。
この二つのエネルギーの消費の割合は運動強度によって変わってきます。
運動強度の低いうちは脂肪の割合が多いのですが
運動強度が高くなるにつれグリコーゲンの消費の割合が高くなってきます。
グリコーゲンの消費の割合が多くなってくると乳酸も多く発生します。
筋肉に乳酸が蓄積すると浸透圧の関係で筋肉が水分を取り込みます。
筋肉が水分を取り込む状態が、いわゆる筋肉が腫れている状態です。
筋肉が多くの水分を取り込むので結果、体重が増加するのです。
これが、ある程度の強度でトレーニングした後に体重が増加する仕組みです。
私の場合、筋肉の腫れが収まるのに2~3日かかります。
翌日に体重の増加が見られないという事は
筋肉内に乳酸の蓄積が少なかったという事を意味しますよね。
という事はグリコーゲンの消費が少なかったという事を意味します。
脂肪は燃焼する時に乳酸を発生させませんから
筋肉が腫れていないという事から
エネルギー源として脂肪が使われたという事になりますよね。
もちろん推測ですよ。
ヴァームを飲んで200kmオーバーライドをして筋肉が腫れなかったという事は
ヴァームが確かに脂肪燃焼を促進したとしか
考えられないのです。
ただ、疑問に思う事はいくつかあります。
アベレージを見ると、どう考えても遅筋だけで達成できる数字ではありません。
どう考えても速筋もかなり発動させているはずです。
なのに乳酸の蓄積が見られなかったというのは
どういう事でしょうか?
ハンガーノックにならなかったのも
不思議ですよね。
200kmオーバーライドで消費したエネルギーは4549kcalと膨大です。
それに対して摂取したのはカロリーメイト200kcalと出石そばです。
仮に出石そばのカロリーを1000kcalと多く見積もっても
トータルで1200kcalにしかなりません。
体内に貯蔵されているグリコーゲンの枯渇を防ぐのに充分な量とは言えません。
走行中に空腹感を感じたという事は血液中の糖質の量が低下した証拠と言えます。
血糖値は少なくとも70以下であったと思われます。
なのにある程度のポテンシャルを維持して走り続ける事が出来たのです。
ここで少しハンガーノックの仕組みについて説明しておきましょう。
ハンガーノックは体内に貯蔵されているグリコーゲン(糖質)が
著しく減少したり枯渇する事によって起こります。
脳はエネルギー源として糖質を使用しますよね。
グリコーゲン(糖質)が著しく減少するとすると体は脳を守るため
筋肉の運動をストップさせて脳へ供給する糖質を確保するのです。
これがハンガーノックの仕組みですね。
ですから私達はグリコーゲンの枯渇を防ぐために
せっせと補給しているのです。
200kcalのカロリーメイトと出石そばで
グリコーゲンの著しい減少を防げるとは思えない・・・
分からない事だらけです。
あと、少し気になる点があります。
先に筋肉に乳酸が蓄積すると
浸透圧の関係で筋肉は水分を取り込み腫れると書きました。
実は筋肉が腫れると脳にその信号が送られ
脳内から成長ホルモンが分泌されます。
成長ホルモンが分泌される事で筋肉は超回復してパワーアップするのですが
筋肉が腫れないという事は成長ホルモンが分泌されないかもしれません。
そうすると筋肉をパワーアップさせる事が目的のトレーニングに
ヴァームは向かない事になりますが、その点はどうなのでしょうね?
そしてビックリしたのが体力の回復のスピードです。
私の場合、筋肉の腫れが収まるのに2~3日かかります。
その間、ハードなトレーニングはやりません。
やったとしてもLSDや回復走などの強度の低いメニューです。
ところが金曜日に200kmオーバーライドをやって
日曜日にOCKサイクリング in 雲海に出場して、そこそこの走りが出来たんですよね。
中(なか)一日で、
ちゃんと走れるようになったというのは驚きです。
筋肉が腫れなかったからというのが大きいでしょう。
しかし・・・
私の薄っぺらな知識だけではヴァームを飲んで体験した現象を上手く説明できません。
ヴァームの効果は私にとってかなりインパクトのあるものでした。
ここまで読んでくださって本当にありがとうございます。
その後、ヴァームを飲んで何回か走りました。
空腹感を抑えつつ走れる最低限の補給量は
消費カロリーの約4分の1程度で行けるんじゃないかという感触です。
これは私の感覚で精度が低いですけどね。
ヴァームを飲んで乳酸を蓄積させずに走れたという点から
脂肪を分解してケトン体をエネルギー源に使ったのだろうかと考えたりしています。
これも全然あてずっぽうですけどね。
このブログは、にほんブログ村ロードバイク部門ランキングに参加しています。
下のバナーをクリックして人気投票していただけると嬉しいです。
ポチはどれでも一つでいいですよ。
にほんブログ村
走ったあとに体重が増えた事が無い…という事は、腫れるだけの筋肉が無い…( ; ; )
私の場合は、もっと水分補給とかをしっかり摂らないと そのうち カピカピの スルメになりそうです(>_<)
今週末初マラソンなのでヴァームの力をしっかり体感しようと思います(^.^)
ここまでくると,自分で試すしかない,そんな気になりました。
おもしろかったです。
そして、いつも通り夕食前に体重計に乗ったら…ビックリ!!!
1.5キロ増! 体脂肪減! 筋肉量増! \(^o^)/
やったぁ!!! 私にも 筋肉が付いた?! お年頃になると 反応が遅いのですかね?f^_^;)
2日とも、ヴァームを飲んで出走しましたが、空腹に耐えかねて補給しましたf^_^;)。筋肉量を増やしたい私は、ヴァームを飲んで 脂肪を燃焼しながら 補給して 効率よく筋肉量を増やしたい!f^_^;) 欲張りですねf^_^;)
少しずつパワーはついていると思います。
もう、一年前と比べたら雲泥の差ですね。
ヴァームを飲んでも空腹感はあります。
空腹感を抑えるために補給するのは正解ですよ。
空腹感を我慢しながらでは楽しくありませんからね。
体へのダメージは少ないと思いました。
本文では書きませんでしたが
ヒルクライムではパワーが出にくい印象でした。
心拍を170以上にして登り続けるような攻めた走りは
グリコーゲンをエネルギー源にしている方が速い印象です。
もし試されるのであれば
そういう印象も試して欲しいです。