片鉄ロマン街道・・・最初っからこれかよ! |
hiroさんからツーリングのお誘いがあったのが6月23日。
奥さんと久しぶりに休みが一緒になった7月8日(日)がご希望の日。
梅雨真っ只中とはいえ、せっかくの休みですから
hiroさん夫妻に素晴らしいコースを走らせてあげたい。
どうしようかなぁ~
地図を広げ構想を練ります。
道の駅ひらふくを起点に周回コースを組むとして・・・
あっ!片鉄ロマン街道が走れるじゃないか!
片鉄ロマン街道は西日本最大級のサイクリングロードです。
全線は走れないにしても、かなりの区間を走れそうです。
私が組んだコースは一周約100km。
距離もちょうどいいんじゃないですか。
梅雨の天気予報にはヤキモキさせられました。
特に金曜にはもの凄い豪雨。
至る所で土砂崩れが起きていると自転車仲間から情報が寄せれていました。
土曜日に兵庫県と岡山県のホームページで道路状況を確認します。
兵庫県内は幸いにも通行止めの区間はありませんでした。
ところが岡山県のホームページでは
肝心の片鉄ロマン街道が一部通行止めになっています。
ホームページ上の地図ではどの区間が通行止めなのか解らない。
しかし、並走する374号線は通行できるので
最悪374号線を通ればなんとかなる・・・
そう判断して7月8日(日)のツーリングは決行しました。
私達は運がいいようです。
各地で土砂崩れを起こした豪雨は過ぎ去って
梅雨真っ只中とは思えないような絶好の自転車日和に恵まれたのです。
「コギコギさんの言うとおり、ダブルボトルで来ましたよぉ~」
そうなんです。
私は今回参加する、hiroさん夫妻をはじめ、おばさんやぴよぴよさんに
多めの補給食とボトルは出来るだけダブルボトルで来るように連絡しておいたのです。
今回のツーリングの元になるコースは
メディオフォンド雲海ステージのコースです。
そのコースに道の駅ひらふくから万能峠を越えてアクセスします。
そして帰路は秋里川沿いに上月から道のひらふくに帰って来ます。
メディオフォンド雲海ステージを走られた方は分かると思いますが
コース上に一つもコンビニがありません。
自販機も、あまり記憶に無いんですよねぇ~
確実に補給出来るのは岡山国際サーキットの麓にあるアゼリア館くらいでしょうか。
とにかく広大な田舎が広がるのみ・・・
補給は自前で用意しておかなければ安心できないコースなのです。
「今日は本格的な田舎を走りますからねぇ~
都会から来るhiroさん夫妻にはインパクトあるかもしれませんねぇ~」
私とぴよぴよさんはhiroさん夫妻とおばさんの待つ道の駅ひらふくへ向かいました。
しかし、私が知る限り、最も成長著しいローディーです。
一日で300km走ったり、2日で500km走ったり・・・
初めて会った時とは大違い。
当たり前の様に前を引いてもらい、
私は引き倒されないように必死に付いていくばかりです。
道の駅ひらふくに到着するとおばさんが一番乗りを決めていました。
しばらくするとhiroさん夫妻が到着。
おばさんは日本海側から、hiroさん夫妻は大阪から
はるばる、道の駅ひらふくまで車載でやってきたのでした。
「そろそろ行きましょうか・・・
ぴよぴよさんに付いて佐用坂登ったら心拍180!
走り始める前にへろへろだったりして・・・
まぁ・・・100kmは、ゆっくり走るからいいやって気持ちですけどね」
私を道案内役に5人列車が出発しました。
佐用町内を抜け、上月から万能峠を目指します。
「コギコギさん、えらいゆっくり走るわね」
おばさんが怪訝そうな顔で聞いてきます。
「あっそう~お?いつもおばさんと走る心拍で走ってるけど?」
「私の心拍全然上がって無いわよ」
「走力が上がったんと違うの?」
「そ、そんな・・・短期間に上がるはず無いじゃない!」
「そ~お~じゃあ、俺の走力が落ちたんかな?」
「佐用坂、ぴよぴよさんに引っ張られて心拍180で登ったからじゃないの?」
「そぉ~かなぁ~」
その割には万能峠を以前より軽々登るおばさんでした。
短期間で走力がアップしたローディーです。
5月の走行距離は600kmを越え、最長距離は140kmオーバー!
サイクルイベントに参加した時のアベレージは22km以上・・・
女性で、しかもロードバイク歴1年未満・・・
日本海側は冬場は乗れませんから、その分差し引くと驚きの成長速度です。
もちろん地道にローラー台でトレーニングやったり努力のタマモノですけどね。
私達は県道46号線をアゼリア館へ向かいます。
「今日はこんな道、たくさん走りますからねぇ~
都会の人には羨ましいかもしれませんね」
「交通量が少なくてのどかな風景の中を走れるのはいいですね」
とは大阪からおこしのhiroさん。
「片鉄以外は、ずーっとこんな道ですよぉ~
まぁ・・・これだけ交通量が少なかったら、
敢えてサイクリングロード走らなくてもいいようなもんですが、
片鉄はね、やっぱりいいんですよ・・・
鉄道跡だから基本、平坦路、
少し高い位置から吉井川の流れを見ながら走れるんです。
景色もいいし、鉄道だった頃の名残がそこかしこに見られる。
そして、完全に車は入って来れない・・・
片鉄は一度は走っておきたいコースですね」
「大阪のショップへ行った時に、仲間に片鉄の事を話したら
みんな知っていました。
有名なんですね」
今回のツーリングの最大の目玉は片鉄ロマン街道です。
私以外のメンバーは走った事がありません。
みんなロードバイクを始めて間もない人達です。
彼らに、車と共通の道路を走るストレスから完全に解き放たれて走る快感を
是非とも味わってほしいのです。
アゼリア館に到着したのは午前11時過ぎ・・・
道を挟んで向かい側のラジコンカーのサーキットで大会が行われているようで
いつもは静かなアゼリア館が大勢のラジコンマニアで賑わっていました。
「昼っていうか、なんというか・・・
ここから先は補給ポイントが無いので補給しときましょう。
コンビニもレストランもなぁ~んにも無いから」
昼飯というには質素な食事をアゼリア館で済ませました。
アゼリア館から県道90号線を西へ西へ・・・
多少のアップダウンはありますが
交通量が少なくて道幅も広い道を吉井川目指して走ります。
大芦高原入口、つまりメディオフォンド雲海の最後の登りの入り口で
私のガイドがあります。
「みなさぁ~ん、ここが私とYKさんがジェットさんを応援しに来た場所ですよぉ~
あの時はギリギリセーフで応援間に合いました。
左に曲がって雲海へ上がる坂で私、
YKさんからヒルクライムの実地訓練を受けたんですよぉ~」
「そしてそして皆さん、この坂を下って吉井川に出ると
お待ちかねの片鉄ロマン街道に合流します!」
かなり斜度のある豪快なダウンヒルを
5台のロードバイクが戯れるように滑空していきます。
そしてついに、片鉄ロマン街道の合流地点に到着しました。
「ええっ!通行止めかよ!」
ここまで読んでくださって本当にありがとうございます。
片鉄ロマン街道を走る事がメインだったのに・・・
今日はここまでしか書けませんでした。
続きは次回、書くつもりです。
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ピヨピヨさんの言葉を借りれば、カルガモ一家の行進(^^)。腹減った~と叫ぶ雛…まだ坂は終わらないの~?!とブツブツ言う雛の面倒を見ていただき有難うございました(__)
ロマン街道以外にも走ってて楽しいところのようですが…次回が気になるところです(^^)
それにしてもいつも色々ルートを考えていただいて有難うございます
当日楽しく走れたのはそうやって知恵を絞ってくださったコギコギさんのおかげです!!
今後、どんな発展を遂げるのか、マジで楽しみです。