200kmオーバー坂練!スタート! |
臨時漕会エースのYKさんから坂練の連絡がありました。
私とYKさんは5月27日(日)に開催される比叡山ヒルクライムレースに出場予定。
私にとっては初めてのヒルクライムレースです。
レース前に坂を集中的にやる事によって
レースに対する不安を払しょくしておこうというのでしょうか。
「200kmオーバーの山岳コースだ。
ハチ高原にも登るぞ」
今回は瀬戸内海側から日本海側へ行って帰ってくるロングライドです。
実は私は兵庫県の北部に10年以上住んでいました。
友達も沢山いる、私にとっては第二の故郷です。
自転車で第二の故郷へ帰る・・・
YKさんが提案するコースが過酷である事は察しがつきましたが
自転車で第二の故郷へ帰るという気持ちの方が勝りました。
私は二つ返事で200kmオーバー坂練を了承したのでした。
兵庫県は日本で唯一、日本海と瀬戸内海、両方に面している県です。
日本を縦断するには兵庫県を必ず通過しなければなりません。
ひとつの県でありながら、日本海側の気候風土と瀬戸内海側の気候風土を併せ持つ
非常にまれな県であると言えます。
ひとつの県に多種多様な気候風土と文化が存在する兵庫県は
自転車乗りにとっては面白い地域かもしれません。
私達の住む相生市は地図で見ると赤穂市のすぐ東隣です。
目指すハチ高原は遥か北にある。
そして日本海側に入るには必ず峠を越えなければなりません。
いわゆる分水嶺を越えるためです。
日本海側に走りに行くという事は、
行きと帰り、少なくとも2回は大きな峠を越えなければならない。
その覚悟と脚があって始めて日本海側へのロングライドが出来るのです。
集合時間は午前6時・・・
普段の練習よりも2時間も早い出発となりました。
国道29号線に入ると更に北へ・・・
我々は分水嶺を越えるため北へ北へと走らなければなりません。
揖保川の川の流れは北から南へと流れています。
しかし、分水嶺を越えると川は南から北へ日本海にそそぐのです。
道路標識に案内されている養父市こそ私の第二の故郷、日本海側の地名です。
県道に入るとグッと交通量が減ってYKさんとしゃべりながら走ります。
車の騒音の代わりに聞こえてきたのはカジカガエルの声・・・・
(フイ~ッフィッフィッフィッフィッ)
「YKさん、カジカガエルの鳴き声が聞こえますね!」
「カジカガエル?」
「清流にしかいないカエルですよ」
(フイ~ッフィッフィッフィッフィッ)
「この声か?鳥の声かと思ってた」
「そうですね・・・」
「北部に行くほど田植えが早い」
「人手の一番集まるゴールデンウィークに済ませるところが多いですからねぇ~」
私達二人が日本海側へ向かう姿も映っていたに違いありません。
国道429号線の分岐点を過ぎて県道6号線を更に北上すると
どうも私の心に引っかかるものがありました。
あれ?
この景色・・・どこかで見たような・・・
「あっ!YKさん!私この道走った事ありますよ!
但馬に住んでいる時、向こうから走ってきたんです。
これから登る峠も向こう側から登りました」
「但馬」と書いて「たじま」と呼びます。
兵庫県北部の事を但馬地方というんですね。
ちなみに出発地点の相生市は播磨(はりま)地方になります。
「10年以上前の事です。
但馬、播磨、京都府と三つの地域を巡るツーリングに行った時
この道、走ってます。
懐かしいなぁ~」
「峠にはトンネルがありましたよね!
確か富士野トンネルって言ったかな?」
この峠はな、比叡山ヒルクライムレースのコースとよく似ている。
斜度といい景色と言い・・・
来週のレースのイメージトレーニングにピッタリだ」
やがて道路の勾配が増していき、本格的なヒルクライムが始まりました。
杉林が目に入ってきます。
比叡山はこんな感じなのか・・・
走行距離10.9km(内計測距離8.4km)、平均斜度4.2%、最大標高差487m
いよいよ坂練が始まりました。
瀬戸内海側から登る富士野峠は勾配の変化が激しいわけでもなく一定の勾配が続く。
ヒルクライム区間だけ参加したメディオフォンド雲海の方がよほどキツイ坂だ。
この勾配だと、シッティングが多くなるか・・・
私は比叡山をイメージしながら坂を登りました。
YKさんがゆっくり走ってくれていたとはいえ
この頃はまだ、YKさんと一緒に坂を登っていられたんですよねぇ~
ここまで読んでくださって本当にありがとうございます。
今日はここまでしか書けませんでした。
続きは次回、書くつもりです。
いよいよ分水嶺を越えて日本海側に突入します。
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自分も漕ぎ漕ぎしている気分に・・・(^^♪
最近は、walkingもなかなか楽しいものだし鍛えれそうです。
皆さんも試しに坂をwalkingしてみてください。
日本海、行ってみたいんですよね~。
おととい、坂とちょっとアップダウンを走っただけでもちょっと脚にきた気がしました。
1ヶ月のブランクか?
いや、いや、元々 脚力がないんですよ~(笑)
どんな坂練になるのか続きが楽しみです。
レースの前にしっかり仕上げてらっしゃったんですね!!
然し乍らハチ北という地名を自転車関連で聞くとは…
スノーボードでしか行った事無いですよ(笑)
獲得標高凄そうですね…
どんだけ坂登るねんっていうくらい坂ばっかでしたから・・・
いつの間にか坂マニアになっていたりして・・・