このタイミングでパンクとは・・・我々の声援を届けられるか? |
前回からの続きです。
片鉄ロマン街道の益原から再び走り始めてしばらくすると
ジェットさんを待っている間、私達の前を通り過ぎていった
サイクリングのグループに追い付きました。
男女比は半々くらいでしょうか。
片鉄ロマン街道は片上から柵原まで約36km。
往復すれば72kmもの間、ほぼ平坦路が続き
しかも、車が入ってくる心配がありません。
初心者を誘いたくなる・・・
そんなサイクリングロードです。
ここではガンガン走るローディーは少数派かもしれません。
駅舎跡では記念写真を撮っているカップルがいました。
お揃いのジャージを着て
まるでウエアーカタログの写真から抜け出てきたかのような
美男美女の組み合わせ。
まったく、同じデザインの真新しいジャージが眩しかったですね。
「YKさん、あのカップル・・・
付き合って間がないカップルだと思いますよ」
「へぇ~そ~かなぁ~
でも、どうして?」
「まったく同じデザインのジャージ着てるでしょ、
付き合いの長いカップルだったら、なかなかペアルックとはいかないでしょ。
YKさん、奥さんとまったく同じデザインの服着て歩けます?」
「いやぁ~まったく同じデザインって言うのは・・・」
「あのカップルはね、
彼氏が自転車好きなんですよ。
彼女に、あんまり一生懸命自転車すすめるから
彼女の方も、じゃあ乗ってみようかしらっていう風になったんだと思いますよ」
「今日が初めてのサイクリングだと?」
「その可能性、高いですね」
おっちゃんの妄想は膨らみますねぇ~
こんな会話が長々と出来るほど、片鉄は走りやすいのです。
そこで、やっと待機している大会スタッフに出会えました。
すかさずYKさんが訪ねます。
「メディオフォンド雲海はコース変更ありましたか?」
「他のサイクリングイベントとバッティングしたので
例年のコースを逆回りする事になりました」
「なるほど・・・逆回りだったんですか・・・」
「コギコギさん、ゴール手前の坂で応援する事にしよう。
コースの中で一番きつい所だ。
最後の最後、もうひと踏ん張りヒルクライムしなければならないところ・・・
そこで、一発鞭を入れる」
ふと後ろを振り返ると
さっきのペアルックの彼氏の方がやってきました。
(あれっ?彼女の方がいない!)
よく見ると、彼女の方は、はるか後方、3~400mと言ったところでしょうか。
彼氏の方は、かなりゆっくり走っているつもりでも
ずいぶんと派手に千切ちゃってましたねぇ~
押しボタン信号まで辿り着いて、やっと気付いたかな?
私達は、青信号で一般道を横断して再びサイクリングロードへ。
彼氏の方は、信号で彼女を待っているようでした。
「YKさん、さっきの彼氏、やっちゃいましたねぇ~
彼女の方、彼氏に不信感持ったかもしれませんよ。
私の事は、ほったらかしにして、自分だけ先に行ってしまって・・・
彼女の方は結構、必死で漕いでいたでしょうからねぇ~
ほったらかしにされた記憶は残りますよぉ~」
「あとでもめるかな?」
「もめるんじゃないですかぁ~
初めてのサイクリングだったりしたら・・・
初心者の女性と走る時は、よほど後ろを気にしていないと
気がつけば、いなくなってしまってる可能性大ですからねぇ~」
おっちゃんの要らぬ妄想は、とどまる所を知りません。
我々は、コース変更の情報を得て雲海温泉下の坂を目指します。
相変わらず雑談をしながら、サイクリングしていると
思ったよりも早く、応援ポイントに到着してしまいました。
「第1陣がここを通るのは、だいたい11時20分くらいだ。
あと4~50分あるな・・・
少し、時間があるから、アゼリア館まで行って、うどんでも食って戻ってくるか」
「時間は大丈夫ですかね」
「アゼリア館は、それほど遠くはなかったと記憶している。
大丈夫だろう」
という事で、私達はアゼリア館へ向かう事にしました。
結構な坂を下り、交通量の少ない田舎道を東へ向かいます。
順調に距離を延ばしていきますが一向にアゼリア館は見えてきません。
走れば走るほど、同じ距離を戻って来なければならないのですが・・・
もう、ヤバイんじゃないかと思っていたら
YKさんも同じ考えでした。
「コギコギさん、アゼリア館は私が記憶しているよりも
遠くにあるようだ・・・
これ以上進むと、間に合わなくなる・・・
引き返そうか?」
「そうしましょう!
ちょうどいいくらいの時間になるんじゃないですか」
私達は、Uターンして、元来た道を戻っていきます。
このまま走っていけば充分間に合うはずでした。
ところが・・・・
シューッ!パン!
なんという事でしょう。
このタイミングでYKさんの前輪がパンク!
のんびりパンクの対応をしている時間はありません。
2人で協力して対応を急ぎます。
刻々と迫ってくる時間・・・
「コギコギさん、私は後から追いかけるから先に行ってくれ!」
時計を見ると午前11時10分。
先頭グループが帰ってくるまで10分程しかありません。
「YKさん、じゃあ、俺、先に行きます!
追いかけて来て下さい」
ジェットさんを応援するために、はるばるやってきた二人。
応援ポイントまで、アップダウンを経て
約3kmの登りが立ちはだかっています。
果たして我々は、
ジェットさんに声援を送る事が出来るのか?
ここまで読んでくださって本当にありがとうございます。
いつもなら一日でどっと書いて次の日は更新休みとなるのですが
今回は、毎日、少しずつ書き貯めしておいて更新してみました。
我ながら、古い話をよく覚えているものだと感心しています。
続きは次回の更新で・・・
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何て気になる話の終わり方!
じらしますね~(゚o゚;;
例のカップル…どーなったんでしょ? おばさんの妄想も膨らみます! え~い!悔しいから 別れさせちゃえ~( 〃▽〃)
ロード用のシューズの値段の違いはどこに? 底がカーボン以外にはどこに? 今の私のシューズはMTB用の紐靴…ペダル回すと紐が当たってうるさい…でショップに行ってみましたが、勧められたのはベルクロのMTB用のシューズ。意味わからん(>_<)ついでにペダル!今 付いてるMTB用の もう一回り小さくて軽い…やはりMTB用…。確かに 今のペダルやシューズとは 重さが 段違い(+_+) でも こんな風にジワリジワリとお金使うのは 無駄みたいな気がするのですが? 自分の力からして別にカーボンである必要は無いのです。でも 安物買いを繰り返す気も 有りません。折り合いは どのへん? わからん~(-_-;)
続きは更新遅れるかも・・・
アッパー部分(足の甲)がベルクロではなくてラチェット式のやつ。
しっかり締め付けられるので
特にダンシングの引き脚の時は大きな恩恵を受けます。
ペダルはMTBタイプの物よりやはりロード用がいいでしょう。
しっかりとして安定した踏みごたえがあります。
通常のソールでいいのなら
1万5千円から2万円くらいの物であれば長く使えると思います。
足が幅広ならシマノのワイドとか
最近ではSIDIもワイドタイプあるようです。
私もロード用のシューズとペダルにされたほうが良いと思いますよ
MTB用は軽量性や回転負荷、踏面の安定感より耐久性や防水性、歩きやすさに重きを置いて設計されていると聞いた事が有ります
あと値段の違いですが、単純に言うと軽さと硬さに比例します
カーボンも硬くするには分厚くすれば良いのですが、重くなります
反対に薄くすれば柔らかくなってしまうのですが、積層の組合せやカーボン繊維一本当たりの細さや紡ぎ方で軽くて硬いカーボンプレートにしているわけです
そしてそういう素材はそれなりのお値段という事ですね