紅葉前線行ったり来たり、LSDでもやっぱりエースは速かった |
臨時漕会エースのYKさんからLSDのお誘い。
朝、8時にジョイフル集合。
「今日はじっくり長く乗りたいんだ」
「どこ行きましょうか?」
「本格的な冬が訪れれば雪で北へは行かれない・・・
今日くらいが北へ向かう最後かもしれないな・・・
北へ向かおう」
これから冬になれば悪天候を避けて瀬戸内海沿岸を走る機会が多くなります。
私とYKさんは新宮から国道179号線を西へ向かい
岡山県美作市を目指す事にしましたが・・・
「あっ、YKさん!そうそう今日、
昼からメカニックのHN氏がジュニア君を連れて走るらしいですよ」
「じゃあ、昼から合流するか」
「佐用あたりまで行って戻りますか?」
「そうしよう!」
国道179号線を北上して栗栖川沿いの脇道に出るとこの紅葉。
朝の低い日光を受け落葉樹の橙色が輝いています。
所々に黄色や赤が混じり杉や檜の緑とのコントラストが鮮やかでした。
まさに秋は山が装う季節なのです。
「紅葉が綺麗な・・・
このまま紅葉を見て走りたい。
このまま北へ、山崎に行かないか?」
「もちろん!」
再三のコース変更ですが私はYKさんの提案に気持ち良く賛成しました。
自転車とは元来、自由な乗り物。
綺麗な景色に出会えば、立ち止まり
行きたい方向へ進めばいいのです。
LSDは低い心拍で走り続けるトレーニング。
しかし、複数で走る場合、同一心拍で走ったとしても、そこにはやはり走力の差が出ます。
私とYKさんでは走力の差は歴然としていますから、その差を少しでも埋めなければなりません。
私は北西の季節風から守ってもらう様に
YKさんの後ろについて走ります。
しかし、そうやって走ってもなお
YKさんの心拍はきっちり110~120拍なのに対し私の心拍は120を超えてしまいます。
LSDの上限の心拍は
最大心拍数の70%・・・だとするなら
私はギリギリですね。
さすがYKさんはポテンシャルの高い遅筋を持っていらっしゃる。
遅筋と速筋の割合は遺伝的に決まっているそうです。
遅筋は筋肥大が起こりにくいため体型はスリムな人が多い。
YKさんはまさに遅筋の発達したヒルクライマータイプです。
レースなら大逃げが出来るタイプ。
対して私の体型は、どちらかというとガッチリした筋肉質タイプ。
恐らく速筋の割合が多いのでしょう。
レースではゴール前のスプリントで勝負するタイプと言えますが
残念ながら私には最後まで先頭集団に残れるような脚はこれっぽっちもありません・・・
山崎から中国自動車道沿いに西へ向かう道は
切窓峠へかけて、ダラダラした登りが続きます。
ぱっと見は平坦路の様で、その実結構登っているんですよね。
こういう道は気がつけば心拍がLSDのレベルを超えてしまいます。
YKさんはこういう道でもLSDの心拍を維持出来るのでしょう。
LSDの心拍だとハンドルを押したり引いたりしないので案外肩や腕が凝るものなのです。
YKさんは時折両手放しで体操をして筋肉をほぐしていました。
私は、単独走では同じような事をするのですが
今回は、私には負荷が高いので通常走行の様に体操しなくても大丈夫でした。
いいのか悪いのか分かりませんが・・・
切窓峠を越えた後、
私達は八重谷峠は通らずに三日月を目指す事にしました。
補給のために三日月のローソンに立ち寄るためです。
今までずっと登ってきましたから
ここからは下り基調の平坦路区間に入ります。
速度が乗って最も面白い区間です。
下り基調ですから低い心拍を維持するのは容易なのですが
こういう面白い道こそLSDトレーニングにとっては危険なのです。
踏めばスピードが出る快感に
ついついLSDをやめたくなってしまう。
我々もその誘惑に負けそうになりました。
二台のロードバイクが戯れるように下りの高速巡航区間を進みます。
「おもしれぇ~」
心の中でこのままもっと踏んで速度を上げようとする欲求が膨らみます。
がしかし、
ここは我慢!我慢!
速く走れるところでも、春にもっと速く走るために今は我慢なのです。
危うくLSDを棒に振りかけたところでしたが
私達はLSDの心拍を維持したまま、補給ポイントのローソンに到着しました。
結果的に86kmほど走る事になるのですが
補給はこの一回きりでした。
通常走行ではありえない補給回数ですが
LSDの場合、エネルギーの大半を脂肪でまかなう事が出来ます。
グリコーゲンの消費を抑える事が出来るので
通常よりも補給を減らす事が出来るのです。
ですが安全のため、本当はちゃんと補給した方がいいのでしょうけどね。
補給を済ませれば一安心。
あとは紅葉ライドを楽しめばいいのですが
三日月や久崎辺りでは紅葉の盛りは過ぎていたようです。
イチョウの落葉はかなり進んでいましたが
それでも冬晴れの青い空に鮮やかな黄色が眩しかったです。
私達はいい風に恵まれたようでしたでした。
千種川沿いも追い風に乗って軽くペダリングするだけで30kmオーバー!
LSDでなかったら、どれだけスピードが出るんだろう・・・
一人だとペダルを踏み込む欲求を抑え込むのに苦労しますが
誰かと一緒にLSDなら、頑張れるのです。
臨時漕会メカニックのHN氏との待ち合わせには1時間以上あります。
私とYKさんは市内のラーメン屋さんで昼食をとる事にしました。
「やっぱり、暖かいところで温かいものがいいねぇ♥」
YKさんの平均心拍はきっちり120以下。
最大心拍数の60%台前半でした。
平均速度は・・・・
「速っ!24km/hオーバー!」
私のLSDはこの前21km/hでしたから・・・
いい風に乗れたとはいえ・・・
エースはやっぱりLSDでも速いのね。
走行距離…86.19km
時間…3:33:46
平均速度…24.1km
最高速度…48.2km
積算距離…16840.8km
消費㌍…1711kcal
補給食…###kcal
心拍…Avg.68%(124)Max.86%(157)
ここまで読んでくださって本当にありがとうございます。
私の方はギリギリLSDかな。
LSDは誰かと一緒に走ると、かなりペチャクチャ喋れますよぉ~
飽きなくていいなぁ・・・
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一人では、ついつい、飛ばしちゃいます。
ところで、寝る前に、コンプレッション・カーフガードを愛用しています。
理由はわかりませんが、本当に、次の日のフクロハギの疲労が軽減されます。
お勧めですよ。
よくあんな低い心拍で、あのスピードが維持出来るものだと・・・
2人で走るLSDはおしゃべりタイム的な側面があって
なかなか楽しいものでした。
またよろしくお願いします。
寺坂峠&海内ですね。
楽しみだなぁ・・・