私が言おうとする前に・・・エースの思いを聞かされる |
いよいよ天満屋ハピータウンカップの朝を迎えました。
「試走は、もういいだろう・・・
これまでに何回も走っているし・・・
キッズレースの人たちが引き上げてくる時間帯は
パドックへ向かうブリッジが混雑する。
その時間帯を避ければいいだろう」
「今年は臨時漕会の参加者が少ないですから
ピットの場所取りをする必要もありませんし
私らはソロですから、
一旦サーキットを走りはじめれば何も要りませんからね。
気軽に行きましょう」
臨時漕会エースのYKさんの提案で出発は少しゆっくりの午前7時30分過ぎ。
私は家の前でYKさんの車を待ちました。
いつものツーリングと同じ気持ちで準備します。
忘れ物が無いように
グローブもヘルメットも心拍計も着用して待つ事にしました。
サドルバッグも付けたまま。
レースだからと言って特別な事はしない。
失敗のもとだからです。
YKさんの車に機材を積み込んだら
サーキットまでは約1時間のドライブです。
途中マックスバリューによって補給食というか
レース前に食っておく食事を用意します。
炭水化物が多くて出来るだけカロリーの多いものを選びます。
大福にメロンパンにグレープジュース・・・
しめて1000kcalくらいあるでしょうか。
食べ合わせに配慮したメニューとは思えませんね。
これをスタート1時間前くらいに食べて
レース中の補給の必要量を減らしておきます。
サーキットまでの道中、YKさんが今回のレースについて語り始めました。
「俺ね、今回はアシストに徹しようと思う・・・
今シーズンは落車で負傷して大変だったでしょ。
これでまた怪我でもしたら、職場に自転車通勤、
許可してもらえなくなるかもしれないし・・・
それに大事な仕事が控えているので仕事に穴は開けられない。
今シーズンのこれからのレースはヒルクライムだけにしようかとも思っているところ・・・
だから・・・今日はコギコギさんのアシストに徹するよ!」
私がYKさんに「私に構わず、先に行って下さい」という前に
YKさんは私のアシストに徹すると宣言して下さいました。
丸に臨の字を背負ったチームジャージを着て
チームメイトと一緒に列車を作れば
我々を風除けに利用しようと選手達が集まってくるはず。
臨時漕会で集団をコントロールしながらサーキットを駆け抜ける作戦は
実質、私とYKさんの2人列車では規模が小さすぎて難しいでしょう。
それを見越してのYKさんの思いです。
「ほんとにいいんですか?」
私はYKさんの思いに応えなければなりません。
YKさんというスペシャルアシストを擁するからには
これまでと同じようなタイムで走るわけにはいきません。
いや、これまでの自己最高タイムで戻って来てやる・・・絶対に!
サーキットに到着し
私達はパドックの一番端に陣取って準備を始めました。
受付でFK氏が参加出来なくなった事を伝えると
ゼッケンと計測タグの返却を求められました。
FK氏には抽選で外れのスポーツタオルと参加者名簿だけが与えられました。
私とYKさんの2人は泣く泣く不参加を決断したFK氏の分まで
走る決意を新たにするのです。
私のロードバイクからサドルバッグを取り外します。
インフレーターもライトも余分なものはすべて取り外します。
本来の軽さを手に入れたロードバイクは
よく訓練されたサラブレッドの様に美しい。
計測タグをフロントフォークに装着し
丸に臨の字を背負ったチームジャージにゼッケンを取り付けると戦闘準備完了。
2台のロードバイクは離陸を待つ戦闘機の様です。
2時間オープンチームでお子さんと参加されている臨時漕会のHM氏と連絡をとり
スタートからHM氏がピットに戻るまでのせめて2周の間だけでも
臨時漕会で3人列車を形成しようと呼びかけておきました。
スタートを前にして私と臨時漕会エースのYKさんはサーキット場の外へウォーミングアップに出掛けました。
ゼッケンを付けていれば自転車なら出入り自由の様です。
途中、パンクしてチームメイトに囲まれている選手に遭遇しました。
サドルバッグを取り外していたため何も道具が無いようです。
私達もサドルバッグを取り外していたため
パンクが怖くなってサーキットへ戻りました。
サーキット外へアップに出掛ける時は、サドルバッグは付けておいた方が安心ですね。
30分程のアップでしたがサーキットに戻ると調度いい時間です。
スタート地点へ移動します。
HM氏とYKさんと私の3人でコントロールタワーへ向かいます。
そして・・・
なんじゃこりゃあああ
最後尾がどの辺なのか見当もつかない。
今までのレースで一番多いかもしれません。
サーキットへ誘導されスタート地点に向かいます。
大群衆は巨大なアメーバーの様にぞろぞろと動き
しっぽがどんどん長くなって行きます。
全員スタート地点に並ぶのも時間がかかりました。
HM氏はお子さんと交代するため2周でピットへ戻ります。
その後は私とエースのYKさんの2人列車。
この大群衆の中、はぐれずに走れるだろうか・・・
ここまで読んでくださって本当にありがとうございます。
今日はここまでしか書けませんでした。
続きは後日、必ず書きますね。
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