ロードバイクにあこがれる少年をロードに乗せる |
なんでロードバイクが欲しくなったんでしょう?
普通の自転車に乗っていて颯爽と進むロードバイクに一気に追い越される。
「きっと、すごいトレーニングを積んだすごい人が乗ってるんだ・・・
俺にはあんなに速く走るのは無理だろうなぁ・・・
いや待てよ・・・俺も自転車をロードに変えれば、あんな風に走れるかも」
人力で移動する乗り物としては地球上で最速。
時には一日で何百キロも走りぬく。
きっと、今まで体験した事の無い未知の世界が広がっているに違いない。
速く走りたい!
そして、遠くへ行きたい!
こんな衝動を抑えきれなくなった時、
人はロードバイクに乗るのかもしれませんね。
ロードバイクに乗らなければ決して解らない世界ですから・・・
ロードバイクにあこがれる、ある中学生がいます。
ある時、彼は通学用6段変速の自転車で冒険に出掛けました。
友達と二人、どこまで遠くへ行けるのだろう・・・
朝から晩まで走って
相生から明石大橋まで行って帰ってきました。
往復、約130kmの道程。
見知らぬ土地に見知らぬ道。
自分たちの力だけで判断し、進んで行く。
誰にも頼る事は出来ない。
誰にも頼りたくはない。
大人への階段をまた一つ登る。
たくましくなって旅から帰って来るのです。
そんな彼が自転車レッスンに参加したのが5月15日。
大きすぎる父親のMTBを
器用に乗りこなしていました。
12番胸椎から前傾姿勢をとり
上半身はリラックスさせています。
手はハンドルに添えるだけ。
軽いギヤでケイデンスを上げ
シフトチェンジを適切に行っていました。
遠いはずのハンドルにしがみつくこと無く
上半身をリラックスさせているのは
サドルで自転車をコントロール出来ているから。
大した中学生である。
羅漢の里の男子トイレの中で
男同士の会話をしました。
「おっちゃんが乗ってるような、ロードバイクに乗ってみたいか?」
「めっちゃ、乗ってみたい!」
寡黙な少年の目が輝いた瞬間でした。
その日の夕方、臨時漕会、メカニックのHN氏から飲みに行こうかと誘われました。
自転車レッスンで自分の息子がどうだったか、気にになっていたようです。
そう、少年とはHN氏の息子さんだったのです。
「ホントに自転車教えたこと無かったのか?」
「ホントに何にも教えていない」
「それにしちゃあ優秀だったぜ」
自分の息子の様子を聞いて嬉しそうに酒を飲んでいました。
「高校で自転車競技やったら競技人口が少ない分、上に行けるかもよ」
「その時は、俺の組んだ手組ホイールで走ってもらうか」
ただ、成長期の子供に高価なロードバイクをおいそれと買い与える訳にもいかず、
現実は厳しいのは確かでした。
せめてロードバイクの世界を体験させてあげたい
そう思うのはHN氏も私も同じ思い。
あれから約2カ月が経ちました。
やっと少年をロードバイクに乗せてあげる準備が整いました。
7月10日(日)
少年をロードバイクに乗せて走りに行きます。
父親のHN氏もロードバイクなら息子のMT君もロードバイクです。
父親と息子の間にどんな会話が生まれるのでしょうか?
初めてロードバイクに乗った少年がどんな感想を抱くのでしょうか?
ここまで読んでくださって本当にありがとうございます。
当日のレポートは私自身も楽しみだなぁ・・・
しっかりレポートしますね。
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心温まるお話で、感動しましたね~(●^o^●)ありがとうございます。
私の場合は、女の子ですが同じ夢を抱いています。
自転車を一生懸命に頑張っている姿から何かを・・・感じてくれればと
実現出来なければ・・・孫と一緒に~ですかね!?
まだまだ、先の話で笑われそうですね。
最近の学生は事あるごとに「うざい」「~みたくねぇ」「めんどくせぇ~」なんて昭和生まれのおじさんには不可解な言葉を使うので良い印象は持ってないですが、この中学生くんは、今の若者が忘れかけている「夢と希望」を持っている様に感じちゃいます。
たぶん自分が中学生の時にも持ってなかった「何か」を感じます。
金の卵かもしれないので、厳しくも優しい指導をお願いしますね。
でも明日は父と子の距離が今まで以上に縮まるライドになることを期待してます。
いつか娘さんから自転車買って♥っていわれる日も近いかも。
自転車を通して父親と娘が会話出来れば素晴らしいですね。
娘さんも自転車に乗っているお父さんというのは意識してるはず。
町中ねロードバイク乗ってる人を見かけたら
「お父さんと一緒だ」と思って見ているはずです。
気を付けますね。
私なりに自転車の楽しさは精一杯伝えたいと思います。
今回のライドで父親と息子としての距離が縮まればいいですが
もともと息子にとって父親は越えるべき存在なので
どんなドラマが待っている事やら・・・
700Cの27Tだったら650Cの25Tくらいでしょうか。
(全然想像ですけど・・・)
一回り小さいタイヤは2~3段軽いギヤなんじゃないかと思います。
という事はヒルクライムレースなんかでは
650Cもありかもしれませんね。