初心者自転車教室・シューズは小さめを履け |
心よりお見舞い申し上げます。
また、亡くなられた多くの方々のご冥福をお祈りします。
被災地で、また自転車に乗れる日がやって来る事を願ってやみません。
がんばろう、にっぽん!
前回のブログでは
KA子さんに早くビンディングデビューしちゃいなさいっていう終わり方をしました。
でも、よく考えてみると普通の靴を買う感覚でシューズ買っちゃうと
失敗する可能性もあるので、ここは自転車のシューズについて語っとかないと・・・
まず、普通の靴を買いに行くのに夕方買った方がいいって聞いたことあります?
アシックスのホームページの解説を転記すると・・・
※なるべく午後に購入する事※
人間の足はだいたい朝と夕方では、
0.5~1.0cmくらい大きさに差があると言われています。
これは体重がかかりアーチ部がたるんできて、広がってしまうことがひとつと、
血液が立っていることで足へと下りてきて、うっ血してしまうためです。
だからシューズを購入するのは、足が大きくなった午後がいいということになります。
大きい状態で履いておくと後でつらい思いをせずにすむでしょう。
納得できる解説ですよね。
ところが自転車のシューズを買うという事に関しては全く当てはまらないかもしれません。
もしかしたら私だけが感じている事かもしれないのですが、
自転車で長時間走っていると足は小さくなります。
朝、出発の時にシューズのベルクロやラチェットをいっぱいに締めつけたはずなのに
午後には緩くなって、もうひと締めしなければならなくなる。
自転車に乗れば足は小さくなるのに
夕方、一番足が大きくなる時間にピッタリする靴を買ってしまったら
自転車に乗っている時はブカブカの靴になっているかもしれません。
そもそも、自転車のシューズというのは
手でペダルを回すようにペダリングするための道具なのです。
決して歩くための物ではありません。
一般の靴というのは歩いたり走ったりするための道具です。
圧力は主に地面からの物でしょう。
しかし、自転車のシューズは
押し脚の時はつま先方向に、踏み足では足の裏、捲き脚ではかかと、
引き脚では足の甲に圧力がかかります。
圧力がかかる度に靴の中で脚が暴れてしまっては効率の良いペダリングは出来ません。
自転車に乗ると足が小さくなることと
シューズにはあらゆる方向から圧力がかかる事を考えると
自転車のシューズを買う時は小さめのサイズを選ぶとよいという事になります。
はじめて自転車のシューズを買う人はこの点に注意してほしいと思います。
自転車のシューズを試着出来るなら絶対試着する方がいいです。
シマノからSPDシューズフィッティングサンプルショップの案内がありますので
お近くのショップで試着出来ます。
ただ、試着するにしてもポイントがあります。
自転車のシューズは
履き方の作法があるのです。
私の場合の履き方の作法を披露しましょう。
まず、ベルクロやラチェットは緩めておく。
玄関に座ってシューズに足を入れたら
コンコンコンと三度ほどかかとで床を叩きます。
かかとがしっかりシューズに密着出来たらつま先のベルクロから順番に締めあげ
最後にラチェットを締めつけます。
自転車のシューズにはクリートといってペダルと連結する部分があります。
このクリートの位置がペダリングの効率に少なからぬ影響を及ぼしています。
せっかくクリートの位置を苦労して決めても
いい加減に靴を履いていたら靴を履く度にクリートの位置がずれてしまいます。
クリートの位置がいつも同じ場所に来るように
シューズを履く時はかかとをきっちり合わせてから履くのです。
試着する時もかかとできっちり合わせた時の履き心地で判断した方がいいでしょう。
さて、どんな靴を買うかですが・・・
一般的にはSPDとSPD-SLというのがあります。
ややこしいのでSPDをMTB用、SPD-SLをロード用と言ったりします。
MTB用は歩きやすい方、ロード用は歩きにくい方と言ったりもします。
それぞれペダルは専用の物なのでMTB用でロード用のペダルは漕げません。
多くの人が最初にクロスバイク買って、ロードが欲しくなってロードバイク買うといった道を歩んでおられますが、クロスバイクのうちはMTB用の歩けるタイプでいいかなというのが私の感触です。
将来、ロードバイクを買うのが確実ならロード用でもいいと思いますが・・・
ロードバイクにはロード用のシューズとペダルが一番というのではなくてロードバイクでも散策や観光といった歩く場面の多い時や
そういった乗り方がメインの人はロードバイクでもMTB用というのはアリです。
それぞれの違いを見てみると一番の違いはソール(足裏)ですね。
ロード用はカチカチに硬いソールでしかも反っています。
ちょっとつま先立ちをした形のまま固まっています。
普通の靴はソールに柔軟性があったほうが運動能力は高くなりますよね。
写真は左から普通の靴、MTB用、ロード用です。
右のロード用に比べると真ん中のMTB用のソールは反りが深くありません。
反りの浅いソールの靴で激しくダンシングすると
かかとが、その度に脱げるような感触があります。
ただMTB用のソールには若干の柔軟性がありますので
つま先立ちの恰好で固まったロード用よりははるかに歩きやすいのです。
クロスバイクのKA子さんはMTB用のビンディングシューズから始めてはいかがでしょうか?
早い段階でビンディングシューズをすすめる理由ですが
フラットペダルである限り
スポーツバイクの走り方は難しいからです。
そこそこ乗りなれた人でもジテツウにフラットペダルを使うと
縦踏み傾向のペダリングの癖が抜けないといいます。
変な癖が固定されてしまう前にビンディングデビューしちゃいましょう!
足が固定されて怖いというのは良く解りますが
周りに経験者の人がいて教えてくれる環境があるなら案外スムーズに出来るかも。
ビンディング、怖がらなくても大丈夫!
ここまで読んでくださって本当にありがとうございます。
ビンディングデビュー前の初心者の皆さんのお役に立ったでしょうか?
足が小さくなる感覚って他の人にもありますでしょうか?
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私はロード用シューズにSPDを付けてますが、立ちごけを結構します。
しかも、しっかり左足を地面につけて止まっているのに、右にコケたこともあります。
それ以来、片脚だけを外して止まることが怖くて、信号なんかでは両足外してます・・・・素人以下かも・・。
私的には普通に自転車乗れればビンディングデビューOKの気がします。