夜中の自転車メンテナンス虎の穴 |
時間を追うごとにコンクリートの地面から冷えてきます。
夜は長いとはいえ日没から数時間。
さすがに12月ですね。
時間はもう少しで午後10時になろうというところ。
この時間帯から始めたメンテナンスはスプロケ洗い。
臨時漕会では自称メカニックのHN氏がいるお陰で定番メンテナンスとなっています。
スプロケを抜くにもやはり専用工具が必要です。
スプロケ抜きといってスパナにチェーンが付いたような変わった形をしています。
これぞ自転車専用工具といった外観。
絶対自転車以外には使用しません。
マウンテンキャットのスプロケはギヤがバラバラにならないタイプなので
ごそっと抜いてそのまま洗浄します。
スプロケっていうのは汚れる割には掃除しにくいパーツなので、こうやって外して洗浄するとスッキリしますね。
この時も歯ブラシが大活躍です。
どのくらい綺麗になるかというと百聞は一見にしかず
写真をご覧ください。
もちろん左側の写真が洗浄前です。
20年間スプロケの洗浄なんてやって無かったので
自分のスプロケの色は黒だったかなと思っていましたが
実際はアルミのくすんだ銀色だったんですね。
次に取りかかったのがチェーンの交換です。
買ってきたチェーンをそのまま使わずに
表面の錆止めのグリスを落としてから使用します。
錆止めのグリスを落とすのにも灯油を使うと綺麗に落ちます。
HN氏はチェーンが入っている袋に灯油を流し込んでガシャガシャ洗っていましたね。
新品で洗浄直後のチェーンも金属フェチのHN氏のはたまらない金属の輝きがあります。
このあと、自転車に付いているチェーンを外して新聞紙の上にまっすぐに寝かしておきます。
新品のチェーンを横に並べて長さを合わせチェーンを切る場所を定めます。
自転車の付いているチェーンを切る時はどの場所で切ってもかまいません。
ただ、リヤディレーラーを抑えておかないとチェーンを切った瞬間、ばねの力でリヤディレーラーが跳ねてチェーンが暴れます。
新品のチェーンを自転車につける時
チェーンを各ギヤに回していきますが、いざチェーンをつなげようとすると
リヤディレーラーのばねの力でつなぎにくいので
写真の様に針金の切れ端みたいなもので
仮止めして作業をするといいみたいです。
接続部分は少々動きが渋かったのでチェーンオイルを塗って手でコネコネしておきました。
最後に全体にチェーンオイルを注油しておきます。
これで今日の作業は終了でしょう。
今度こそ終わり。
ところがHN氏
「ハンドルカットしたいねんけどなぁ・・・」
時間は午後11時をまわったところ。
メカをいじりだすと何時間でも続けそうなHN氏。
本当に金属フェチのメカ好きです。
私はもうお腹いっぱい。
ここで天の助けが現れました。
HN氏の息子さんで中一のMくん。
ガレージに現れるなり
「もう、終わってよ!」
この言い方は明らかにHN氏の奥さんの伝言ですね。
今のMくんはタダの中坊じゃありませんよ。
奥さんの伝言役。
二人羽織状態です。
彼の一言は奥さんの一言なのです。
この一言で空気に緊張感が漂いましたね。
いそいで撤収です。
夜遅くまでゴソゴソしてごめんなさい。
奥さんのツノが
引っ込みますように・・・
ここまで読んでくださって本当にありがとうございます。
家に帰ったのは11時半くらいでした。
こんなに長い時間自転車のメンテナンスしたの初めてです。
いい勉強になりました。
抜けなかったサドルの事かいてませんが
作戦を立てて頑張ったんですけどねぇ・・・
今度サドルだけに焦点を当てて書こうと思います。
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