120km走って解った?背中で漕ぐってこういうことか! |
これまでとは違う疲労が現れました。
脚の筋肉が張っていたのは理解できます。
いつもより大きな負荷がかかっていたでしょうから。
注目すべきは背中に現れた疲労感です。
具体的には広背筋(背中の筋肉)や脊柱起立筋(背骨に沿って付いている筋肉)に
重だるいような疲労が現れたのです。
決して痛みがあるわけではありません。
この症状は軽いギヤで漕いでいた時には、それほど感じませんでしたが、
重いギヤで漕ぐと顕著に現れました。
この症状は何を意味しているかというと
ペダリングに背中側の筋肉も動員されていたという事を意味します。
例えば、1~2枚重いギヤでなくて
もっと極端に重いギヤでペダリングしたとします。
登りをイメージした方が解りやすいですかね。
ぐっとペダルを踏み込むと
その反力に負けないように自然とハンドルを引きますよね。
その時使われるのが背中側の筋肉です。
背中側の筋肉を動員して漕いでいるという状態です。
腕の力でハンドルを引くのではなく
体全体を使って、ハンドルを引くのです。
そうすると、脚の力だけではなくて体全体の力でペダリングする事が出来るのです。
動員できる筋肉量が多いほど大きな力を発生させる事が出来るのは容易に推測出来ます。
私の高速巡航能力がアップしたのは、これじゃないでしょうか?
FK氏を下り基調の追い風区間で千切る事が出来たのは
FK氏より私の方が動員されている筋肉が多かったからではないかと思うのです。
こう考えると自転車にとってハンドルと言うのは単なる舵ではありません。
ハンドルを引く事で背中側の筋肉をも動員する事が出来るのですから。
ハンドルは筋肉の力を推進力に変えるアイテム
でもあると思うのです。
ここでロードバイクの形状を見てみましょう。
ママチャリはもとよりクロスバイクよりも前傾がきついですよね。
ハンドルの形もドロップハンドルです。
これって自転車を漕ぐ時に
ハンドルを引きやすいからこんな形になったんじゃないでしょうか。
例えば体力測定で使う背筋計を使う時どうしますか。
持ち手の高さを最も力が発生しやすいように調節しますよね。
その時、体は前傾していませんか。
背筋計を遊び半分で引く時は持ち手の高さは少し高いくらいの方が楽ですが
本気出しておもいっきり引く時は持ち手の高さは少し低い方が引きやすいですよね。
これってロードバイクのブラケット持つのと下ハン握る違いのと似てませんか?
ロードバイクのブラケット握っている時もハンドルは引きますが
それほど大きな力は要らないときです。
対して、下ハンはアタックポジションとも言われるように
大きな力を必要としている時に握る事が多いです。
ハンドルの握り方もクロスバイクでは、
まるで鉄棒を握るような形で手のひらは下を向きますが
ロードバイクでは手のひらが横向きになるような握り方になります。
ロードバイクの方が脇がしまって引きやすくありませんか。
ロードバイクのフォルムは1900年代の初めにはすでに完成されていたそうです。
100年以上も基本的な形が変わらないのは
人間の体が最も自転車に力を伝えやすい形だからじゃないでしょうか。
今回、1~2枚重いギヤで120km走ってみて
体全体で漕ぐってこういう事かと、あらためて実感しました。
今回の走行で現れた疲労感は喜ばしい症状だと思っています。
もし私のハンドルポジションが間違っていたなら
どこかの筋肉が無理をして痛みが発生していたかもしれません。
痛みではなく疲労感なら正解です。
ステム長を決めるために2500kmも走った事を思い出しました。
やっといて良かったです。
今日はハンドルを引く話ばっかりでしたが
ハンドルは引く事が多いですが押す事もあります。
その事は今日は触れないでおきます。
背中側の筋肉も動員してペダリングが出来ている証拠が体に現れて
ちょっとは俺も成長したかなと思うのであった。
ここまで読んでくださって本当にありがとうございます。
ロードバイクは背筋を鍛えろとよく言いますが実感として解りました。
ハンドルを引くという事を考えると
手のひらが痛くなる人はハンドルを引けていない事になりますね。
ハンドルにもたれかかっている人は改善の余地がありそうです。
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引き足をうまく使うイメージができずにどうすればいいのか色々探して
こちらにたどり着きました。
先日書かれていた 『階段を1段とばして駆け上がる時』 という
イメージがぴったりはまり、今までよりもらくにペダリングできてる
気になっています。
以前に100km程走ったときに手が痛くなった者としては、
今回の記事も大変参考になります。
自分はまだまだ修行がたりないようです。
光栄です!うれしいです!
階段を1段とばしで駆け上がるイメージは
自分でもいい方法だと思っています。
自転車の動きって外見から見るとペダリングしているだけで
派手な動きは無いんですが
実は筋肉は色んな形で動いているんですよね。
背筋が疲れるくらい乗っても
外見からじゃ背筋使っているように見えないですからね。
静的筋力とでも言うんでしょうか。
そういう部分を会得するのが自転車の難しさでもあり
楽しさでもあるんだと思います。
手のひらの痛みを手掛かりに
ペダリングの修正がんばってみてくださいね。
そうすれば手のひらの痛みを克服する事で
肩や首の痛みも無くなったり他にもいい影響があるかも。
スキー小僧さんが速くなるのが楽しみです。
それでいて、初心者の私にも大変わかりやすく、なるほど~と感心させられっぱなしです。
しかし、ドロップハンドルにそんなに長い歴史があったとは!
独特なあの形状が理にかなったものだという事も、今回の記事を読んで納得できました。
今まで私は踏んで漕ぐ走り方をしていなかったことが良く分りました。
坂を上ると絶対的な踏みが必要なんですね。
今までは踏みが非力すぎてペダリング全体を生かせていませんでした。(捲き&引き足ばかり練習していたから)
パワフルな漕ぎ方ができるようになりました。
くるくる回すではなくガシガシ踏むって感じなんだろうかとおもったりしますが分りません。
しかし、まだ慣れていないせいもあってガシガシ踏んでも長続きせず足の回転を緩めてしまいます。
まだまだ修行のたびは続きます。
私のマイブームはハンドルに手を加重をかけない乗り方をマスターすることです。
これこそ私にはなかなかできましぇん・・・・・
1cmでもステム長が違うだけで腰痛になったり調子よく走れたり、大きな変化があります。
100年以上前のロード乗りの方も
私も含めて今のロード乗りの方も
基本的に同じようにポジションを合わせているんでしょうね。
今まで100年基本フォルムが変わっていないので
恐らく100年後のロードバイクも同じようなフォルムなんでしょうね。
可能なら100年前のロード乗りの方と
ポジションについて語ってみたいですね。
あえて、登りのペダリングの方法を説明すると
シッティングの場合ですが
12時から3時方向へハムを使って前に押し出すようにペダリングしています。
ハムを使うので自然とサドルの後ろの方へ座ります。
12時から3時の間、力の向きとしては前方向に力を入れます。
下方向でないところがミソです。
下方向に意識が向くと大腿四頭筋が使われる気がします。
前へ踏み込むのではなく
前へ押し出すような感覚です。
う~ん説明が難しい・・・